「政府は、アメリカにインフレは存在しないと言う。正に、その通りだ。もし、あなたが何も食べず、ガソリンを使わず、タバコを吸わず、保険料金を払わず、ヘルスケア製品も買わないなら、たしかにアメリカにインフレは存在しない。ようするに、あなたが既に死んでいるなら、インフレの心配をする必要は全く無い。」カルトバウム氏は、石油、資源、金、銀、太陽エネルギー関連銘柄への投資を推奨している。
最近、多くのアナリストが言うことは、ドル安は更に進む、原油は1バレルあたり100ドルに達する、という二つだ。言い換えれば、原油を買ってドルを売れ、ということになる。しかし、ご存知のように、皆が同意見の時は、株価が目先の天井/底であることが多い。もちろん、今直ぐに逆張りをしよう、という話ではなく、先ずチャートパターンから確認シグナルを得なくてはいけない。
先物用の口座が無くても、株の口座があれば、ドル、原油の動きに連動する上場投信に投資することができる。少し変わった上場投信を紹介しよう。
長い名前だが、上は、PowerShares DB US Dollar Index Bullish (UUP)の日足チャートだ。Bullish(強気)、という言葉で分かるように、この投信は、米ドルが主要通貨(ユーロ、円、英国ポンドなど)に対して強くなると、上がる仕組みになっている。底を形成し始めたら、抵抗線やトレンドラインを使って、買いのタイミングを計ってみよう。
UltraShort Oil & Gas ProShares (DUG)
DUGは、原油価格が下がると上がる仕組みになっている。個別銘柄オプションに例えて言えば、株価が下がると思う時に買う、プットオプションのようなものだ。見てのとおり、レンジ内での動きが続いているから、ブレイクアウトでの買いを考えている人が多いことだろう。
(参考にしたサイト:http://seekingalpha.com/article/50863-jeffrey-saut-long-the-dollar-short-the-crude
http://www.tradingmarkets.com/.site/stocks/commentary/fivesftm/-71729.cfm)