1、現金があるか?
ほとんどの個人投資家は、100%の資金が、いつも株に投資されている。それとは反対に、プロのマネーマネージャーは、必ず現金が口座に残されている。どんなに有望な銘柄を買ったとしても、株はストレートに上がるものではなく、必ず一時的な下げが起きる。このプルバックは、買い足しチャンスになるのだが、現金が口座に無ければ何かを売って買うしかない。最低でも、投資ポートフォリオの10%は現金にしておこう。
2、買う前に利益を計算するな
銘柄が見つかると、個人投資家たちは目標株価を設定して、さっそく利益の計算をする。しかし、ファンドマネージャーは最悪のシナリオを検討して、どのくらいの損が出る可能性があるかを計算する。個人投資家の欠点は、上昇ばかりを考え、いつも強気姿勢だ。相場には下げ局面があるように、弱気な見方を軽視してはいけない。
3、理解できない銘柄に手を出してはいけない
簡単な言葉で、この会社が何をして、どうやって利益を上げているかを説明できないなら、その銘柄に投資してはいけない。
4、大きく儲けようと思うな
個人投資家は、いつもホームランを打つことばかり考えている。一発当ててやろう、という考えが頭を支配すると、株投資は投資でなくなり投機になってしまう。投機は、ハイリスク・ハイリターンの世界だ。このやり方に慣れてしまうと、必ず口座に大きな穴を開けることになる。
5、決算ゲームに参加するな
好決算に賭けて買う人がいるが、言うまでもなく、これは大きな間違いだ。賭けはギャンブルであり、ギャンブルで勝つのは、私たちでなくカジノ経営者だ。
ジム・クレーマー氏
(参考にしたサイト: http://www.thestreet.com/_tscnav/funds/madmoneywrap/10385535.html)