10月、最も成績の良いダウ銘柄はどれだろうか?
A、インテル(INTC)
B、ディズニー(DIS)
C、マクドナルド(MCD)
正解は、Aのインテルだ。
bespokeinvestによると、2002年から2006年の10月を調べると、インテルは平均で11%の伸びを記録している。(ディズニーは10.3%、そしてマクドナルドは4.0%。)
それでは次の質問。
大型株を集めた、ラッセル1000指数を構成する銘柄で、50日移動平均線から最も大きく上に乖離しているのはどれ?
A、ラスベガス・サンズ(LVS)
B、ランバス(RMBS)
Cファースト・ソーラー(FSLR)
これも、bespokeinvestからの資料だが、乖離の平均は4%ほどになる。しかし、Aのラスベガスでカジノとホテルを経営するラスベガス・サンズは36.77%、ランバスは30.86%、そしてファースト・ソーラーは28.08%だ。
とにかく、ウォール街には様々な統計がある。何曜日に株を買ったら一番儲かる?満月と新月、どちらの日に株は上げやすい?射手座の社長は株価に好影響?本当に、まさかと思われるようなデータがあるからビックリだ。
統計に関連したことで、投資心理研究で有名なブレット・スティーンバーガー氏が、こんなことを書いている。
投資者からアンケートを取ると、私はブル(強気)だ、私はベア(弱気)だ、といったマーケットの方向性を示す回答が圧倒的に多い。しかし、現実のマーケットは、そのどちらでもない横ばい状態がある。更に、どんなに長く横ばいが続いても、投資者たちの相場観は「ブル」、「ベア」で表現され、これがブレイクアウト、ブレイクダウンの原動力になる。
新人トレーダーをコーチする時、私は、先ず横ばいゾーンに注意を払うことから始めている。株価が、ゾーンの上限に接近する時、出来高はどう変化しているだろうか?上放れにおける出来高はどうだろうか?ダマシのブレイクアウトでは、どんな出来高が記録されるだろうか?
このように、一つのパターンだけに集中することで、新人トレーダーはトレードで生存するための技術を身に付けることができる。違った言い方をすれば、一つの手法に精通することは、大衆に立ち向かう術を体得することだ。
それでは最後に、1896年から今日までを曜日別に見た、ダウ指数の成績を記そう。
月曜: マイナス0.0784%
火曜: +0.0379%
水曜: +0.0550%
木曜: +0.0220%
金曜: +0.0634%
(注: 数値は平均値)
(参考にしたサイト: http://bespokeinvest.typepad.com/bespoke/2007/10/best-dow-stocks.html
http://bespokeinvest.typepad.com/bespoke/2007/10/russell-1000-st.html
http://traderfeed.blogspot.com/2007/10/fading-directional-herd-one-source-of.html
http://www.crossingwallstreet.com/archives/2007/09/the_dow_by_each.html)