ジェイ・ユー氏(undergroundtrader.com)は、こんな説明をしている。「犯罪の多い地域に住んでいたのでは、安心して道を歩くことができません。何も心配しないで、いつでも散歩できるのは、治安の良い住宅街です。トレードにも、同様なことが言えます。利益を上げたいなら、安全な治安の良い場所を選ばなくてはいけません。」
治安の良い場所?犯罪の無い、田舎でトレードすれば儲かるのだろうか?(つまらない事を言うな!)ユー氏が指摘しているのは、あなたがトレードしている株の状態だ。下の絵を見てほしい。
皆さんがトレードで損を出すのは、上のような状況で売買するからだ。四色あるが、これは株に存在するトレンドを表している。黄色は大波、青は中波、赤は小波、そして緑が微波だ。言い換えれば、60分足(黄色)、15分足(青)、5分足(赤)、1分足(緑)になる。
1分足は上向きだから、このチャートでトレードしている人は、とうぜん買いに出る。しかし、直ぐ上のタイムフレームの5分足が下げ基調だから、なかなか株価が思ったような速度で上がらない。同様に、5分足トレーダーも上手くいかない。15分足の横ばい影響を受けて、空売ってみたものの、いっこうに下げる気配が無い。
では、どうすれば良いのだろうか?
早い話が、こういう状態でトレードすれば良いのだが、問題が一つある。先日引用した、ラリー・ウィリアムズ氏の言葉を、もう一度読んでみよう。
「トレードで成功したいなら、このことを良く理解してください。信号が、完全に青になるのを待ってはいけません。誰が見ても青なら、その株は既に天井近辺です。新人トレーダーは慎重すぎるあまり、チャート上に、これとあれとこれの条件が、全て揃ったら買おうとします。そんな全ての条件が出揃った状態では、大きく儲けることはできません。」
全ての条件が揃うのを待つな、とウィリアムズ氏は言っているが、言い換えればこうなる。「黄色、青、赤が上向きの株を先ず見つけてください。しかし、緑はまだ横ばい、または下向きであることが肝心です。あとは時間の問題です。三つの波は既にアップトレンドなのですから、遅かれ早かれ緑も上向きになります。」
(参考にしたサイト: http://www.undergroundtrader.com/