Monday September 17, 2007

US Market Recap

今年最大の空売りチャンス!?

今週の焦点は、何と言っても、火曜の連邦公開市場委員会(FOMC)だ。どのアナリストに質問するかで回答はマチマチだが、0.25から0.50ポイントの金利引下げが予想されている。とうぜんの疑問は、もし本当に利下げが実施されたら、はたしてマーケットはどう反応するかだ。

9月10日のコラムでDr.Duruは、「利下げ発表で、マーケットは一時的にラリーを展開するだろう。しかしこれは、今年最大の空売りチャンスになる可能性がある」、と指摘している。その理由はこうだ。

・7日に発表された、予想以上に悪かった雇用統計で、マーケット関係者は利下げが間違いなく実施されることを確信した。だが、それにもかかわらず、マーケットには買い手が押し寄せることはなかった。

・金利引き下げ予想は、もうかなり以前から出ているが、相変わらずマーケットは高値を更新できない。たしかに、8月の安値からは回復しているが、本当に利下げで経済に弾みがつくと信じているなら、マーケットは既にもっと大きく上がっているはずだ。

・ほんの一カ月前、連銀はインフレの危険性を強調していた。ここで、突然利下げに踏み切れば、連銀はいつも後手に回っていることが証明され、マーケット関係者の連銀に対する信頼感が減退するだろう。

・投資者は、あまりにも金利引き下げに、大きな期待をしすぎている。ご存知のように、往々にして、大きな期待は裏切られるものだ。

もう一つ、忘れてはいけないのは、大手証券会社の決算が今週ある。サブプライム問題が、実際にどの程度収益に影響しているかが見れるだけに、多くの投資者に注目されるだろう。下記が、アナリストの予想だ。

18日: リーマン・ブラザーズ(LEH) 一株利益は1ドル47セント。 

19日: モルガン・スタンレー(MS) 一株利益は1ドル53セント。

20日: ベア・スターンズ(BSC) 一株利益は1ドル78セント。

20日: ゴールドマン・サックス(GS) 一株利益は4ドル35セント。

(注: 一株利益の予想は、サブプライム問題を理由に、既に下方修正されている。たとえば、リーマン・ブラザーズだが、2カ月前には1ドル81セントが予想されていた。)

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バーナンキ連銀議長

(参考にしたサイト: http://www.247wallst.com/2007/09/forget-the-fomc.html

http://www.drduru.com/money/070910_FedForcedToCut.htm

Current Topics

経済カレンダー

17日: Adobe Systems (ADBE) 決算発表\n

18日: 連邦公開市場委員会 (FOMC)

      Lehman Brothers (LEH) 決算発表\n

      生産者物価指数(8月分)

19日: 消費者物価指数(8月分)

      住宅着工数(8月分)

      Morgan Stanley (MS) 決算発表\n

20日: 経済先行指数(8月分)

      Bear Stearns (BSC)、Goldman Sachs (GS) 決算発表\n

 

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Wall Street English

自動車ローン

According to Edmunds.com, the average financing term for loans on new cars was over five years, or 63.8 months, at the end of August. That's up from 59.8 months five years earlier.

Edmunds.comの調べによると(8月末時点)、新車ローンの平均支払い期間は63.8カ月におよび、5年前の59.8カ月を上回った。

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