・深刻なサブプライム問題だが、状況は更に悪くなることだろう。住宅市場は暴落となり、建築業界は、とうぜん大打撃を受ける。住宅価格の下落は、個人消費の冷え込みを引き起こし、米国経済は不況に陥ることだろう。 エリック・スプロット氏(スプロット・アセット・マネージメント)
・金融収縮で明らかになったことは、現金が王様ということだ。こんな状況だから、金(ゴールド)は皇帝に格上げされたも同然だ。 エイドリアン・アッシュ氏(ブリオン・ボールト)
・連銀は、ベアスターンズやヘッジファンドを助けるためにつくられた機関ではない。連銀の使命は、米ドルの安定と価値を継続させることだ。 ジム・ロジャーズ氏(ロジャーズ・コモディティ・ファンド)
・2000年のブルマーケットの天井で、多くの人たちが株を買って大損をした。だからと言って、連銀や政府は、その人たちを助けただろうか?今日の状態を見てほしい。バカな投資をして、膨大な損を出した金融機関を助けるために、連銀や大統領が乗り出している。詐欺で損をしたなら、その業者を罰する必要がある。しかし、くり返すが、ファンドが損を出した原因は間違った判断をしたためだ。愚かな誤りを犯しただけなのだから、政府は、そんな機関を助ける必要など全くない。 ギャリー・カルトバウム氏(投資アドバイザー)
・金融機関が、全く破綻しない社会があるとすれば、それは金持ちだけを優遇する社会主義だ。 ジェームズ・グラント氏(グラント・インタレスト・レート・オブザーバー)
・グリーンスパン氏が、いまだに連銀議長なら、短期金利は既に引き下げられていることだろう。明らかに、今日の連銀には姿勢の違いが見られる。 ポール・カスリエル氏(ノーザン・トラスト)
注:先日引き下げられたのは公定歩合であり、一般的に言われる短期金利(フェデラルファンズ)ではない。
・サブプライム問題は、アメリカのGDPを減速させることだろう。とうぜんドル安になるから、金投資が注目されるはずだ。 ピーター・リチャードソン氏(クレイトン・キャピタル)
(参考にしたサイト: http://www.tradingmarkets.com/.site/stocks/commentary/gkitermi/-69001.cfm