いよいよ、来週から学校が始まる。子どもとはいえ、新学期ともなれば、それなりの準備がある。ノート、鉛筆などの学用品、それに新しい靴やジーパンを求めて、今週末は親子揃ってショッピングだ。恒例の新学期セールだが、今年の目玉商品をご存知だろうか?
正解は「バックパック」だ。一昔前は、リュックサックと呼ばれていたが、最近のバックパックは単に教科書や昼食を入れるだけの物ではない。「バックパックはバッジのような物ですから、どんな物を持つかでクール度が決まるのです」、とTumi社のアラン・クランツラー氏は言う。
1980年代、高校生の間でバックパックの人気が広がり、現在20億ドルを超える産業に成長している。大人も含めれば、今日58%の消費者がバックパックを所持し、50%の売上は新学期セールに集中している。
単純なものなら15ドルほどで購入できる。しかし、携帯電話とiPodを常に持ち歩く今日の子どもたちだから、それらを無視した製品は、もちろん人気が無い。
14才のローラ・ジャブゼンスキーさんは、スケートボードに乗って学校に通う。
(写真: USA TODAY)
ローラさんが背負っているのは、Skullcandy LINKのバックパック(150ドル、約17300円)だ。ストラップには、小さなスピーカーが内蔵され、iPodをバックパックの中に入れたままで音楽が聴ける仕組みになっている。
ジル・リンさん(大学4年生)は、84ドル(約9700円)でMobile Edge Milanoのバックパックを買った。理由はローラさんと同様に、iPodや携帯電話用の機能が揃っているためだ。
更に高価なものになると、Tumi社のバックパックには太陽電池パネルが付いて、携帯電話やiPodを充電することができる。値段の方は695ドル(約8万円)だから、子どもにそんな物は要らない、と親たちは反論することだろう。
(参考にしたサイト: http://www.usatoday.com/money/industries/retail/2007-08-19-backpack_N.htm?csp=34)