あなたは、なぜ現在の職業を選んだのだろうか?ブルライダーとしてロデオで活躍した、フレックレス・ブラウン氏は、こう語っている。「私がブルライダーになったのは、真面目に会社勤めをする気がなかったからだ。かと言って、泥棒になるわけにもいかないしね。」著名トレーダー、ラリー・ウィリアムズ氏は、冗談まじりに、こんなことを言う。
「私のトレード人生は、オレゴン州のポートランドで始まりました。メリルリンチの営業マンと知り合いになり、さっそく口座を開設しました。結果は半々でした。営業マンは手数料で儲けましたが、私の方は損ばかりです。」
なぜトレードをするのですか?デナリ・トレーダーとして知られるジェフさんは、こう回答している。
「初めて株を買ったのは18才の時です。証券マンから7銘柄ほど勧められ、その中から一つ買いました。3年後には、3倍以上になり完全に株中毒になりました。
大学にいる頃は、どうして株価は動くのだろう、という疑問を解決するために、毎日図書館へ通いました。6カ月で120冊のマーケットに関する本を読みましたが、全く成果が上がりませんでした。一株利益、売上成長率、配当利回り、といった知識は身につきましたが、単にそれだけの話です。ということで、行き着いたところはチャートです。チャートの読み方を習得したお陰で、株の儲けだけで、大学最後の年の授業料を全てまかなうことができました。
卒業後はハイテク企業に就職しました。とうぜん、スイングトレードが中心です。しかし、日に日にデイトレードに対する興味は募るばかりだったので、私はこんな計画を立てました。とにかく金を貯めて、娘の大学卒業を待とう。フルタイムのデイトレーダーになるのはそれからだ。」
離婚、両親の病気などで計画は遅れた。しかし、47才の今日、ジェフさんは念願のフルタイム・デイトレーダーとして、新しい人生を始めている。
トレードで独立しよう、と考えておられる方もいることだろう。ラリー・ウィリアムズ氏は、新人トレーダーに、こうアドバイスしている。
「トレードで成功したいなら、このことを良く理解してください。信号が、完全に青信号になるのを待ってはいけません。誰が見ても青信号なら、その株は既に天井近辺です。新人トレーダーは慎重すぎるあまり、チャート上に、これとあれとこれの条件が、全て揃ったら買おうとします。そんな全ての条件が出揃った状態では、大きく儲けることはできません。」
ラリー・ウィリアムズ氏
(参考にしたサイト: http://trader-denarii.blogspot.com/)