1、戦争
米政府は、既に6000億ドルを超える金を、イラクとアフガニスタン戦争に投入し、結果的には2兆ドルに達する、と予想されている。心配なのは、次の選挙前に、ブッシュ大統領がイランを攻撃する可能性だ。下手をすれば、第3次世界大戦に広がる恐れがある。
2、住宅バブル
エコノミスト誌は、こう書いている。「世界的な株の投機熱は、いまだかつて見たことのない、超住宅バブルによって支えられている。」
3、中国経済
オリンピック前に、バブルが弾けそうな中国経済。
4、債券の格下げ
クレジット・クランチ(信用収縮)が進み、格付け会社による、プライベート・エクイティ会社から発行された債券の相次ぐ格下げ。
5、原油価格
1バレルあたり100ドルを突破。
6、更なる米ドルの大幅下落。
7、マイナス貯蓄率
80年代、米国の貯蓄率は10%だったが、今日の貯蓄率はマイナスだ。
8、消費者負債
今日、米国の消費者負債は2兆ドルを超え、個人破産が大きく増えそうだ。
9、貿易赤字
米政府は、膨大な貿易赤字を埋めるために、毎年1兆ドルに及ぶ国債を発行している。ようするに、借金をして借金を払っているわけだから、こんな状態が長続きするとは思えない。