次々と新サイトが登場するインターネットだが、businessweek.comに、こんな記事があった。
エリック・ナカガワ氏は、ハワイに住むソフトウェア開発者だ。約1年半ほど前、ナカガワ氏はオンラインで見つけた、さも微笑んでいるかのような猫の写真に、「I can has cheezburger?」というセリフを付けてブログに載せた。とうぜん冗談のつもりで始めたわけだが、その後も、可愛い猫の写真に、面白いセリフを付けてブログに載せ続けた。
結局、これがビジネスに進展する。ブログのヒット数は、3月が37万5000、4月は75万、そして5月は150万という急ピッチな増え方だ。ページビューに直せば、一日の平均は50万ページビュー、そして毎日10万から20万のユニークビジターが、http://icanhascheezburger.com/にアクセスしている。
これだけ人気のブログだから、ナカガワ氏には、広告収入が手に入るようになった。全く予想外の嬉しい展開になっているわけだが、氏のブログに広告を載せるには、1週間最低で500ドル、高いものでは4000ドルに及ぶという。
さて、インターネット業界で苦境に立たされているのは、以前のスター、ヤフー(YHOO)だ。
火曜のマーケット終了後、ヤフーは第2四半期の決算発表をした。結果は、かなり低く予想された収益どおりだった。それだけで済めば良かったのだが、ヤフーは同時に、今年度の収益を下方修正した。とうぜん、掲示板はヤフーの非難であふれているが、internetoutsider.comは、こんな事を指摘している。
・ライバルに遅れをとったとは言うものの、ヤフーのキャッシュフローは素晴らしい。
・膨大なヤフーのユーザー数は増え続けている。現在のユーザー数は4億6300万。1年前と比較すれば、13%の上昇だ。言い方を換えれば、ヤフーのユーザー数に減少が始まる時、ヤフーの終焉がやって来る。
(参考にしたサイト: http://icanhascheezburger.com/
http://www.thestreet.com/s/yahoos-spin-fails-to-wash/newsanalysis/technet/10368606.html?puc=_tscana
http://www.singshot.com/index.html
http://www.internetoutsider.com/
http://www.businessweek.com/smallbiz/content/jul2007/sb20070713_202390.htm)