下降するチャンネル内での動きが続いているが、今のところ、長期トレンドを見る200日移動平均線は割っていない。もちろん、チャンネル上辺の突破を合図に、買いを計画している人たちもいることだろう。
金曜のコラムで、マーク・ハルバート氏は、こんなことを書いていた。
木曜、金は1オンスあたり更に4ドル80セントの下げとなり、きびしい状態だ。6月に指摘したことだが、あの頃、金専門のニュースレターは、皆が皆あまりにも強気だった。そんな時ほど天井になりやすいから、私は、金投資に対して消極的な態度を取った。あれから、金地金価格は3%ほど下げ、その間ダウ指数は0.2%の下げだ。
現在、金専門ニュースレターは、どんな推奨をしているだろうか?1カ月前と比較すると、警戒論がかなり増えている。しかし、皆が皆そろって超弱気論ではないから、まだ積極的に金を買え、と結論することはできない。
もちろん、金がここで反発ラリーを展開する可能性は十分ある。注目は、本当にラリーが起きた場合だ。少しの上げで、ニュースレターが一斉に強気に転じるなら、この上昇は長続きしないだろう。もし逆に、ラリーに対してニュースレターが半信半疑なら、ラリーは長続きすることだろう。
金曜、1オンスあたり653ドル89セント(+0.60%)で、金は取引を終了した。ゴールドシーク・ドット・コムの、ピーター・スピナ氏は、こう語っている。「ドル安、それにオイルは、1バレルあたり73ドルに達しようとしています。この二条件が揃った今日、金は上がるしかありません。」