Monday June 25, 2007

US Market Recap

インフレの心配は無用?

今週の焦点は、27-28日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)だ。多くのアナリストは、今回も金利据え置きを予想しているが、ブリーフィング・ドット・コムのディック・グリーン氏は、こう説明している。

インフレ率を適切に把握するには、CPI(消費者物価指数)とPCE(個人消費支出指数)が役に立つ。重要なのは、食品とエネルギーを除いた、コア指数を利用することだ。両指数の、最近の動きを見てみよう。

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
コアCPI +0.1% +0.1 +0.3 +0.2 +0.1 +0.2 +0.1
コアPCE ±0 +0.1 +0.2 +0.3 ±0 +0.1 未発表\n


1月と2月に、ややインフレ圧力が上昇したが、全体的にはインフレを心配する必要は無い。もちろん、コア指数に含まれていない、最近のエネルギー価格上昇が、米国を結果的に悪性なインフレに陥れる、と言う人たちもいる。しかし、過去数年間を振り返ってみると、一時的なエネルギー価格の跳ね上がりが、広範囲に及ぶインフレを引き起こしたことはない。

金利が据え置かれる理由として、最近急騰した、長期金利(国債10年物利回り)を指摘するアナリストも多い。CNNは、こう報道している。

原油は、1バレル当たり70ドルが目前となり、インフレ懸念がいっそう高まっている。しかし、バーナンキ連銀議長は、短期金利を引き上げる必要は無いだろう。なぜなら、国債が大きく売られ、長期金利が上昇したからだ。

「国債市場が、連銀の代わりに、金利引き上げをしてくれました。大幅に上がった10年物利回りは、現在の短期金利5.25%が、6.25%に引き上げられたのと同様な効き目があります。長期金利の上昇は、米国経済を減速させ、失業率を悪化させることになるでしょう。ですから、2008年の初め頃、連銀は金利を引き下げる可能性があります」、とファースト・アメリカン・ファンズのキース・ヘンブレ氏は語っている。

さて、一つ質問しよう。最近、ニューヨークで大きく値上がっている物をご存知だろうか?正解はミルクだ。1ガロン(3.785リットル)あたり60セントの上昇だから、何と20%の大幅値上がりだ。もちろん、コア指数にはこの数値は反映されない。

(参考にしたサイト: http://money.cnn.com/2007/06/22/news/economy/fed_walkup/index.htm?postversion=2007062215

http://money.cnn.com/2007/06/15/news/economy/cpi/index.htm

http://money.cnn.com/2007/05/02/news/economy/corn_milkprices/index.htm

http://www.briefing.com/GeneralContent/Investor/Active/ArticlePopup/ArticlePopup.aspx?SiteName=Investor&ArticleId=NS20070618081011TheBigPicture

Stocks You Need To Know About

Juniper Networks, Inc (JNPR)

キャッシュフローが、特に優れているという、JNPRの日足チャートを見てみよう。

0624jnpr.gif

最近サポートになっている、20日移動平均線のテスト中だ。金曜には、値幅の狭いはらみ線が出来上がり、そろそろ反発の可能性がある。

Current Topics

11銘柄

下記は、スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)が選んだ、キャッシュフローが特に優れている11銘柄だ。

Advanced Magnetics (AMAG)

Energy Conversion Dev. (ENER)

Juniper Networks (JNPR)

Cheniere Energy (LNG)

Medarex (MEDX)

Myriad Genetics (MYGN)

Northern Dynasty (NAK)

PDL Biopharma (PDLI)

Pharmion (PHRM)

Protalix Biotherapeutics (PLX)

Zymogenetics (ZGEN)

 

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