1、日足チャート
どの銘柄を買ったら良いだろうか?適切な売買銘柄選択に、最も利用されているのが日足チャートだ。一昔前は、ひとつひとつチャートを見たものだが、最近は様々な株スキャナーがあるから、自分のトレードスタイルに合った銘柄を、簡単に見つけることができる。
2、週足チャート
さて、日足チャートで売買候補を選んだら、次にチェックしたいのが週足だ。日足がアップトレンドでも、週足がダウントレンドなら、その株に大きな上昇は期待できない。また、週足チャートを検討することで、重要なサポートレベルやレジスタンスレベルを確認することもできる。更に、多くの機関投資家は週足を利用しているから、私たちも、週足をチェックする習慣を身に付けたい。
3、60分足チャート
日足内の動きを見るのに役立つのが60分足だ。たとえば、日足チャートがアップトレンドの株が、利食いが原因になって、一時的に下げているとしよう。こんな株の60分足チャートは、既にダウントレンドになっているはずだ。トレンドラインを引いて、株価がそこを上放れたら買い出動だ。
4、5分足チャート
日足で銘柄を選び、週足で長期のサポートとレジスタンスレベルを確認する。もちろん、日足と週足のトレンドが一致していることも大切だ。60分足でブレイクアウトが起きたら、さっそく5分足に移ろう。5分足には、(買いの場合)、サポートレベルが出来ているのに気がつくだろう。60分足でブレイク後、株価は再度5分足のサポートレベルに戻ることが多いから、それが買いのタイミングになる。
もちろん、チャートの組み合わせ方は上記以外にも色々ある。重要なのは、複数のタイムフレームを利用することで、効果的なトレンドに沿ったトレードが可能になる。
(アレキサンダー・エルダー著の「投資苑」では、4つのタイムフレームではなく、「3段階スクリーン・トレーディング・システム」が説明されている。)