Tuesday June 19, 2007

US Market Recap

4つのタイムフレーム

一つのタイムフレームだけを見ていたのでは、全体の動きを、うまくつかむことができない。たとえ15分足チャートが強い上昇を展開していても、60分足チャートが下向きなら、それは単なる一時的なプルバックに終わることが多い。そこで今日は、4つのタイムフレームの併用について復習してみよう。

1、日足チャート

どの銘柄を買ったら良いだろうか?適切な売買銘柄選択に、最も利用されているのが日足チャートだ。一昔前は、ひとつひとつチャートを見たものだが、最近は様々な株スキャナーがあるから、自分のトレードスタイルに合った銘柄を、簡単に見つけることができる。

2、週足チャート

さて、日足チャートで売買候補を選んだら、次にチェックしたいのが週足だ。日足がアップトレンドでも、週足がダウントレンドなら、その株に大きな上昇は期待できない。また、週足チャートを検討することで、重要なサポートレベルやレジスタンスレベルを確認することもできる。更に、多くの機関投資家は週足を利用しているから、私たちも、週足をチェックする習慣を身に付けたい。

3、60分足チャート

日足内の動きを見るのに役立つのが60分足だ。たとえば、日足チャートがアップトレンドの株が、利食いが原因になって、一時的に下げているとしよう。こんな株の60分足チャートは、既にダウントレンドになっているはずだ。トレンドラインを引いて、株価がそこを上放れたら買い出動だ。

4、5分足チャート

日足で銘柄を選び、週足で長期のサポートとレジスタンスレベルを確認する。もちろん、日足と週足のトレンドが一致していることも大切だ。60分足でブレイクアウトが起きたら、さっそく5分足に移ろう。5分足には、(買いの場合)、サポートレベルが出来ているのに気がつくだろう。60分足でブレイク後、株価は再度5分足のサポートレベルに戻ることが多いから、それが買いのタイミングになる。

もちろん、チャートの組み合わせ方は上記以外にも色々ある。重要なのは、複数のタイムフレームを利用することで、効果的なトレンドに沿ったトレードが可能になる。

(アレキサンダー・エルダー著の「投資苑」では、4つのタイムフレームではなく、「3段階スクリーン・トレーディング・システム」が説明されている。)

Stocks You Need To Know About

足踏み

ダウ指数 (日足)

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レジスタンスラインの直ぐ下に、はらみ線が形成された。ブレイクアウト前の単なる一休み、それとも二番天井だろうか?

 

 

Wall Street English

月曜のマーケット

ライアン・ベックのストラテジスト、エリオット・スパー氏は、こう語っている。

The market didn't have much follow-through to Friday's gains as crude oil is up again.

原油の上昇で、株式市場は金曜の上げを継続できなかった。

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット