「米国経済は予想以上に健全な状態です」、とジェイミー・ジャクソン氏(リバーソース・インベストメント)は言う。「投資者たちは、低迷する住宅市場が、経済に大きなダメージを与えると思っているようですが、その考え方は大げさすぎます。もし、連銀が今年中に行動を起こすとすれば、それは金利引下げではなく引き上げです。」
アキシオム・マネージメント・パートナーズで、金利オプションをトレードする、スタン・ジョナス氏はこう語る。「最近のコメントを読む限り、連銀関係者たちは、現在のインフレ状況にとても神経質になっています。三分の一のトレーダーたちは、金利の引き上げを予想しています。」
そして火曜、ゴールドマンサックスは、以前の見方をくつがえして、今年中だけでなく、2008年度も金利が引き下げられることはない、という見方を発表した。ジャン・ハットズィウス氏(ゴールドマンサックス)によれば、米国経済とインフレは予想されたとおりの展開になっているが、失業率は驚くほど低い。顕著な失業率の悪化がないかぎり、連銀は、金利を引き下げることができない。
金利引下げが無いなら、ここからは株投資を控えた方が良いのだろうか?不安な投資家のために、ティム・ミドルトン氏(金融コラムニスト)は、こんな提案をしている。
「この高値圏で株を買うのは、やはり抵抗があるものです。利食った資金を再度株に回すのではなく、マネーマーケット・ファンドに入れれば、約5%の利子が得られます。しかし、銀行ローン・ファンドなら7%ほどの利回りがあります。ほとんどの銀行ローン・ファンドは手数料が取られますが、中には手数料無し(ノーロード)のファンドもあります。」
それでは、4つのノーロード銀行ローン・ファンドを紹介しよう。もちろん、これらは買い推薦ではなく、投資の一アイデアであることを断っておきたい。
STI Classic Seix Float High Inc I (SAMBX) : 利回り 8.66%
Fidelity Adv Float Rate High Inc (FFRHX) : 利回り 7.16%
Eaton Vance Float Rate Adv (EABLX) : 利回り 6.86%
Eaton Vance Float Rate High Inc Adv (EAFHX) : 利回り 7.42%
(参考にしたサイト: http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/MutualFunds/FeelingCautiousTryBankLoanFunds.aspx
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601068&sid=az3bgEAXzcf8&
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/Dispatch/070606markets.aspx)