ガソリンが高くなった。このまま行けば、夏の旅行シーズンまでには、1ガロンあたり4ドル(1リットル127円)を突破するかもしれない。日本なら電車やバスを利用して、車を運転する回数を減らすことができるが、その点アメリカはひじょうに不便だ。電車のあるのは一部の都市に限られ、バスは30分に一本あれば良い方だ。
節エネしなければいけないのは誰にも分かる。しかし、肝心な交通網がこれでは今までどおり運転するしかない。そこで、多くのウェブサイトでは、様々なガソリンの節約方法を取り上げている。いくつか見てみよう。
1、タイヤの空気圧を適切に保つ:
空気が少なすぎると、単にタイヤの減りが早くなるだけでなく、余分にガソリンを消費する原因になる。定期的に、タイヤの空気をチェックしよう。
2、車の定期点検:
日本なら当たり前なことなのだが、定期的に車を点検するアメリカ人は少ない。適切にエンジンを調整することで、燃費が良くなる。
3、余分な物を積まない:
トランクの中に、あれやこれやと色々な物を積んでいる人たちがいる。車が重くなれば、その分ガソリン消費量も増える。もし、250ポンド(113キロ)の荷物を車に積むと、通常1ガロン(3.785リットル)のガソリンで走行できる距離から約1マイル(1.6キロ)失う。
4、ハイオクを使う必要はない:
エンジンがノックしない限り、わざわざ高い金を払ってハイオクを使う必要はない。
5、現金でガソリンを買う:
現金で支払うと、値段を割り引いてくれるガソリンスタンドが多いから、クレジットカードでガソリンを買うのをやめよう。
6、ガソリンを無駄にする急激な加速や急ブレーキを避ける。
7、スピードを落とせ:
言うもでもなく、速度が上がればガソリンの減りも早くなる。高速道路でのスピードを、65マイル(104キロ)から55マイル(88キロ)に落とすことで、1ガロン(3.785リットル)で運転できる距離が約3.2キロ増える。
8、ウォームアップは必要ない:
特に寒い朝、運転前に、数分間エンジンをウォームアップする人たちがいるが、これは全く必要ない。単にガソリンを無駄にするだけだ。
9、余分にエアコンを使わない:
快適に走っている時は問題ないが、交通渋滞でのエアコン使用を避けよう。のろのろ運転でのエアコン使用は、10%から20%のガソリンが浪費される。
10、車を買い換えるなら、燃費の良い車を選ぶ。
まだ、他にもあるが、画期的なアイディアは無い。ひどい言い方かもしれないが、ガソリン価格が上がるところまで上がらないと、アメリカ人は真剣にガソリン節約を考えないのではないだろうか?
参考にしたサイト: http://finance.yahoo.com/college-education/article/102967/fifteen-ways-to-save-money-on-gas