May 2007 のトップ・ストーリー一覧

割高株の見分け方

CNNのヘッドラインに目を通していると、「おっと、個人投資家たちが戻って来た」、という記事を見つけた。さっそく読んでみると、思ったとおりのことが書いてある。簡単に要点を古臭く言えば、「十人が十人片寄る時は決してその裏来るものなり」、ということになる。

株は羊のようなものだ、というハリー・ドマッシュ氏の話を先日した。要点は、羊が北へ行くには、群れ全体が北に向かっている必要があるように、個別銘柄も強いセクターから選んだ方が上がりやすい、というものだ。そこで今日は、このコンセプトを応用したファンドを紹介しよう。

人気の大型10銘柄

高値更新が続くダウ指数で分かるように、投資者たちは、大型株に殺到している。とかく私たちは、上昇する株価ばかりに目が行ってしまうが、出来高にも注意を払うことが必要だ。それでは、出来高を実際にどう分析したらよいのだろうか?さっそく、ビンセント・マオ氏(インベスターズ・ビジネス・デイリー)の話を聞いてみよう。

顧客満足度指数

金曜日のコラムで、ジム・ジューバック氏は、アメリカ株ではなく外国株への投資を勧めている。そして日曜、モーニング・スター(ミューチュアルファンドの格付け会社)は、効果的なヨーロッパ株投資方法を紹介している。もう、アメリカ株からは、満足できる結果を得ることは無理なのだろうか?

株と羊

時間をかけて選んだ株が、待てど暮らせど、一向に上げる気配がない。それどころか、信じられないことに下げ始めてしまう。投資者なら、誰でも一度はそんな経験があるものだ。どうして、そのようなことが起きるのだろうか?投資者は、いったい何を見落としたのだろうか?

5000ドルの使い方

もし1億円あれば、あれを買いこれを買い、と品物のリストは簡単に増えていく。しかし、5000ドルならどうだろうか?円に換算すれば、60万程度の金額だから、下手をするとつならないことに使ってしまう。そこで、CNNマネーの紹介する、有効な5000ドルの使い方を見てみよう。

米国不動産とドル安

海外からアメリカを訪れる観光客にとって、ドル安は嬉しいニュースだ。同じ金額で、余分にドルが手に入るわけだから、何となく儲けたような気分になってしまう。もちろん、逆の立場から見れば、アメリカ人にとって海外旅行は割高になった。そこで今日は、ドル安用の投資を紹介しよう。

ウェンディーズが、アウトソーシングに乗り出した。日本にもビジネスを展開している、ハンバーガー専門のファストフード・レストランだが、いったい何をアウトソーシングしたのだろうか?

間違っている投資判断

行動経済学、という言葉が頻繁に聞かれるようになった。心理学と経済学をミックスさせて、経済活動を探る学問のようだ。といっても、決して堅苦しく考える必要はない。さっそく、行動経済学が教えてくれる身近な例を紹介しよう。
やはり、ここは天井かもしれない、と思わせるような出来事が週末に起きた。原因は、ダウ・セオリー・レターのリチャード・ラッセル氏の言葉だ。もう50年近く、ダウ・セオリー・レターで執筆しているラッセル氏は、2002年の秋から始まったブルマーケットを認めず、いまだに1999年から始まったベアマーケットが継続している、という見方をしていた。
というような否定的なタイトルだと、おそらく、だれにも読んでもらえないことだろう。それよりも、「あなたを成功に導く10の法則」の方が魅力的だ。しかし、否定的なタイトルにしたのは、こんな事情がある。
プロトレーダーに共通することは何だろうか?今週、金融機関を訪問しているブレット・スティーンバーガー氏(The Psychology of Trading「トレードの心理学」の著者)は、こんな感想を述べている。

強気なインサイダー

内部関係者が、自社株を買う理由は一つしかない。それは、彼らが、更に大きく株価が上昇することを確信しているからだ、と「マッド・マネー」を担当するジム・クレーマー氏は言う。皆さんも同意すると思うが、どんなに優秀な企業でも、株価が割高なら内部関係者は買わない。しかし、こんなことをクレーマー氏は言う。

決断できない連銀

さて、水曜は連邦公開市場委員会だが、今回も金利据え置きが予想されている。ブルームバーグのコラムニスト、ジョン・ベリー氏は、相反するデータを考慮すれば、連銀は金利を据え置くしかないと言う。氏の見方を要約してみよう。

CNNマネーの相談コーナーに、テネシー州に在住するマイクさんから、こんな質問が寄せられていた。「今、ミューチュアルファンドに投資することは正しいことでしょうか?株は、安く買って高く売るものだ、という言葉を何度も聞かされてきた私ですから、一旦マーケットの下げが来るのを待った方が良いでしょうか?」

高値更新は好材料?

好調なマーケットが続いている。マスコミは、「高値更新」という表現に飽きたらしく、こんな言い方をするようになった。「ダウ指数、最近25日中、22日は上げ。」ようするに、ここ25日間を振り返ると、88%の取引日は高く引けたわけだ。もちろん、だからどうした?と質問したくなるのは私だけではないと思う。

ミリオネア四つの共通点

金曜マーケット開始前の時間外取引で、ヤフー(YHOO)が23%も上げている。何があったのだろう?振り返ってみると4月17日、32ドル9セントで終了した株価は、がっかりな決算が原因になって、翌日11%以上の下げで始まった。その後、パッとしない横ばいを続けていたところへ、今日いきなりこの上げだ。

ガソリンが高くなった。このまま行けば、夏の旅行シーズンまでには、1ガロンあたり4ドル(1リットル127円)を突破するかもしれない。日本なら電車やバスを利用して、車を運転する回数を減らすことができるが、その点アメリカはひじょうに不便だ。電車のあるのは一部の都市に限られ、バスは30分に一本あれば良い方だ。

小売業者は、どんな手段を使って、私たちに必要の無い物まで買わせるのだろうか?少し表現が悪かったかもしれないが、良い例はスーパーマーケットだ。ビールだけを買うつもりが、結局せんべい、コロッケ、刺身、野菜、ということになってしまう。どうしてだろうか?さっそく原因を探ってみよう。

無料から有料へ

運輸省の発表によると、アメリカ国内の平均往復航空料金は378ドル(4万5260円)になり、2000年以来の高水準に達した。しかし、経営の厳しい今日の航空会社を考えれば、航空券の売上だけでは生き延びることができない。旅行ニュースレターの編集長、クリス・マクギニス氏も述べているが、航空会社は常に新しい収入源を探している。

キャッシュ・コンバージョン・サイクル、という言葉を聞かれたことがあるだろうか?キャッシュは現金、コンバージョンは変換、サイクルは周期だから現金変換周期になる。こう漢字が並ぶと、なんとなく分かったような気分になるが、キャッシュ・コンバージョン・サイクルとは、企業がいかに資金を早く回収し、そして資金をいかに長く滞留させているかを示す指標だ。

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