Wednesday April 25, 2007

US Market Recap

売りを考えるのは早過ぎる?

ブルマーケットが始まってから既に4年以上が経過した。しかし、トウェデル・ゴールドバーグ・インベストメントのスティーブン・ゴールドバーグ氏は、まだこの上げ相場は続くと強気だ。氏の意見を聞いてみよう。

2月27日、株式市場は416ポイントの急落を経験したが、マーケットの上げ方向に変わりはない。このマーケットを空売ってはいけない。

たしかに、米国経済成長は減速し、住宅市場も更に下げが続くことだろう。しかし、アメリカが不景気に陥ることはない。連銀は、不景気よりもインフレを心配しているようだが、このインフレも大きな問題にはならない。現在の金利据え置き政策は、長期間にわたって継続され、結果的には金利引下げが実施されることだろう。

と言っても、株式市場が順調に進むわけではない。サブプライム融資問題、財政赤字と貿易赤字、それに地政学的問題などがあるから、これほど株の不安材料が多い時代はいまだかつて無い。

スタンダード・アンド・プアーズ社のマーク・アーベター氏が、二つの興味深いチャートを見せてくれた。一つは、2002年から始まった現在のブルマーケット。そしてもう一つは1982年から1987年のブルマーケットだ。時代は違っていても、ほぼ同様な動きだから驚かされる。覚えておられる方々も多いと思うが、1987年10月19日、ダウは22.6%の暴落を演じてブルマーケットが終焉となった。

「今回のブルマーケットも、1982年から1987年のブルマーケットと同様に、10%以上の下方修正をしたことがありません。2月の急落以来、マーケットのボラティリティは増大し、また鋭い下げに襲われても不思議ではありません」、とサム・ストボール氏(スタンダード・アンド・プアーズ社)は言う。

だが、ストボール氏は弱気論者ではない。「私たちは、現在のブルマーケットを過小評価していたようです。マーケットは、今年の経済と企業収益の下降を既に織り込み、来年の上昇を予測しています。」現に、トムソン・ファースト・コールの調べによると、アナリストたちは2008年の企業収益が、11%増になることを予想している。

チャック・ゼンダー氏(ルーソルド・グループ)はこう語る。「一般の投資家から、プロの投資家を調べて分かることは、皆あまりにも弱気です。これが意味することは、口座には、まだ十分な現金が残っているということです。いまだに投資者は、2000年から2002年のベアマーケットを忘れることができないようです。」

(参考にしたサイト: http://www.kiplinger.com/columns/value/archive/2007/va0423.htm

Stocks You Need To Know About

ニュース直前直後の動き

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ビーザー・ホームズ(BZH、住宅建築業者)3分足

ニュースの発表は、たしかに大陰線を作る結果になった。しかし、下げは寄付き直後からだから、多くの人たちは悪いニュースを見込んでいたようだ。

 

Wall Street English

底が見えない住宅市場

Home sales: Worst drop in 18 years

住宅販売件数は、ここ18年間で最悪の落ち込みになった。

Sales of existing homes fell 8.4 percent to an annual rate of 6.12 million in March from February's 6.68 million rate, the National Association of Realtors said.

全米不動産業協会の発表によると、3月分の中古住宅販売件数は、2月の668万件(年間ベース)を8.4%下回る612万件だった。

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