100株買うはずだったが、うっかりと1000株買ってしまう。シンボルを打ち間違えて、ぜんぜん関係ない株を買ってしまう、といったつまらない間違いをおかすことがある。確認の画面が表示されるから、そんなことが起きるはずがない、と言われるかもしれないが、それでも不注意な誤りが後を絶たない。そこで今日は、証券会社やヘッジファンドがおかした、馬鹿でかいケアレスミスを紹介しよう。
1、UBS証券(1999年1月):
間違いは、スイスの証券取引所で起きた。UBSのスペシャリストは、Rocheの一千万株の売り注文を出した。とうぜん証券取引所は混乱した。なぜなら、Rocheの浮動株数は700万株しかない。
2、1998年10月:
ソロモン・ブラザーズは、フランスの取引所で、10000枚におよぶ金融派生商品の売りを行った。なぜ1万枚も売ってしまったのか?トレーダーがキーボードに肘をのせた時、F12キーが押されてしまった。このキーが意味することは、「即刻全部売れ」だ。この結果、ソロモン・ブラザーズは、数百万ドルにのぼる損を出した。
3、2001年2月:
118億ユーロに相当する、Autonomy買い注文がロンドン証券取引所に舞い込んだ。これもキーボードの打ち間違えなのだが、118億ユーロはAutonomy社の時価総額を超える金額だった。ラッキーなことに、ロンドン証券取引所は異常を直ぐキャッチして注文が成立することはなかった。
4、2005年12月:
みずほ証券の担当者が大きな誤りをおかした。1株61万円でジェイコムを1株売るはずだったが、1株1円で61万株売り、と入力してしまった。間違いに気がついた担当者は取り消しを試みたが、東証のコンピュータに認識されなかった。
5、2001年5月:
リーマン・ブラザーズがイギリスでこんな間違いをおかした。ロンドン証券取引所に上場されている、BPなどの優良銘柄をまとめて売った時のことだ。合計売り金額は300万ポンドなのだが、トレーダーの入力ミスで3億ポンドも売ってしまった。お陰で、ロンドンのFTSE指数は120ポイントの下落となった。
6、2006年1月:
シティグループのトレーダーは、50万2000円で日本製紙を2株買うはずだった。しかし、入力ミスで2000株の買い注文を出してしまった。
7、2002年10月:
ベアスターンズのケアレスミスで、ダウ指数は100ポイントの下落になった。売るはずだったのは400万ドルに相当する株なのだが、担当者は40億ドルと打ち込んでしまった。間違いに気がついてキャンセルをしたが、6億ドル分に当たる株が売られてしまった。
8、2006年9月:
バンクオブアメリカでの出来事だ。そのコンピュータでは、エンターを押せば簡単に株が売れるようにセットされていた。トレーダーたちはフットボールでキャッチボールをしていたのだが、捕りそこなったボールが、エンターキーの上に落ちた。瞬時に50億ドルにのぼる株が売られてしまった。
(上記はファイナンシャル・ニュース・オンラインから、いくつか拾ったものです。)
Thursday March 15, 2007
US Market Recap
金融機関のケアレスミス
Stocks You Need To Know About
何に支えられた
ギャップダウンでスタートを切ったBare Escentuals (BARE)だが、けっきょく寄付きが安値になり、陽線を形成して引けた。
これ以外にも理由はとうぜんあるが、61.8%レベルが支えになった。
これ以外にも理由はとうぜんあるが、61.8%レベルが支えになった。
Wall Street English
ほっと一息
このヘッドラインを見て、投資者たちはホッとしている。
DOW INDUSTRIALS ERASE 135-POINT INTRADAY DECLINE, CLOSE WITH 57-POINT GAIN
ダウ指数は135ポイントの下げを取り戻して、57ポイント高で終了した。