Wednesday February 14, 2007

US Market Recap

投資アドバイザーが体得した6つの教訓

ジョン・ドーフマン氏(サンダーストーム・キャピタル)の株投資コラムが、今日で最終回になった。100%投資アドバイザー業に打ち込む、という理由で執筆をやめるようだが、最後のコラムは、氏が学んだ九つの教訓だ。さっそく、その中から6つを見てみよう。

1、見捨てられている株に注目しろ。

毎年、米国株式市場に上場されている銘柄の中から、機械的に10銘柄を選んでみた。条件は、株価収益率(PER)が最も低いこと。時価総額は少なくとも5億ドル以上あること。それに、赤字決算でないことなどを含めて選択した株の1999年から2006年の成績は、S&P500指数の+31%を大きく上回る+830%だった。(注:人気の無い、見捨てられている株は、株価収益率が低い。)

2、アナリストの意見に動揺するな。

名前は公表しないが、人気アナリスト4人の推奨を1998年から2006年まで追ってみた。その結果分かったことは、買い推奨銘柄は年平均でマイナス3.7%。そして、売り推奨銘柄の平均はマイナス0.2%だった。

3、銘柄を頻繁に入れ替える必要はない。

別な言い方をすれば、新材料が出るたびにポートフォリオを調整することは、あまり意味がない。

4、割高という理由だけで株を売ってはいけない。

割安割高を判断する一般的な方法は、株価収益率(PER)の利用だ。割高なものが売りの対象になるなら、株価収益率が極めて高い株を空売りすれば儲かるわけだ。さっそくテストしてみたが、このやり方では利益を上げることはできない。

空売り銘柄を探すなら、株価売上高倍率(PSR、時価総額を年間売上高で割ったもの)が役にたつ。2000年から2006年までの結果だが、PSRが100を超える株を空売った場合、年平均の利益は35%だった。しかし、割高なものは、更に超割高になる傾向があることも付け加えておこう。

5、株の勢いに気をとられすぎるな。

モメンタム株、という言葉があるように、モメンタムは勢いを表す。となれば、見捨てられた割安株を買うよりも、モメンタム株を買ったほうが早く儲かりそうだ。毎年、2000年から割安株とモメンタム株を比較してきたが、成績には大した違いはない。モメンタム株の年間平均は+25%、割安株は+30%だ。名称に迷わされてはいけない。

6、長期予想は極めて困難。

今年、アメリカはベアマーケットに陥るだろうか?8月に利下げの可能性はあるだろうか?12月の失業率は、何パーセントになるだろうか?ひとつや二つなら正確に予想できても、毎年的確に予測できるアナリストやエコノミストはいない。

Stocks You Need To Know About

本当かな。。

下はLCAVの日足チャートだ。

0213lcav.gif

Aの日が陰線になったのは、翌日の決算が警戒されたためだ。チャットルームで、こう自慢する人がいた。「Aの大引けで買った。理由は、サポートラインで下げ止まったからだ。」本当かな。。

Wall Street English

ダウ指数反発の一原因

NEW YORK (AP) -- Wall Street stocks jumped Tuesday, as a report that two companies want to buy aluminum producer Alcoa Inc.

外国企業二社が、アルミニウム生産業者のアルコア(AA)買収に興味を示していることを伝える、AP通信からの報道だ。アルコアはダウ銘柄の一つだから、ダウ指数の上昇に弾みをつけた。

二社の名前は、BHP Billiton LtdとRio Tinto PLC だ。

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