Saturday February 10, 2007

US Market Recap

ダイヤモンドは商品ではない!?

2月14日はバレンタインデー。チョコレートを想像される方が多いはずだが、アメリカでは夫婦や恋人の間でプレゼントが交換される。人気商品の一つがダイヤモンドだ。金や銀は、商品先物市場で取引されているが、なぜダイヤモンドには同様な市場が無いのだろうか?経済レポーター、マイラ・サフォング氏の話を聞いてみよう。

ダイヤモンドの取引所など無理だ、というのが、圧倒的に多い業界関係者たちの声だ。しかし、マーチン・ラパポート氏(ラパポート・ダイヤモンド・レポート)は、20年の時を経て、再度ダイヤモンド取引所設立に挑戦する。1982年、ラパポート氏は、ニューヨーク商品取引所に、ダイヤモンドの先物を提案したが却下された経験がある。

「ダイヤモンド業界からの圧力だと思います。たぶん業者たちは、ダイヤモンド価格を不透明なままにしておきたかったのではないでしょうか」、とラパポート氏は語る。現在、氏はダイヤモンド先物市場案の最終的な見直しをしている。

たしかに、氏が指摘するように、業者からの反対が大きな壁になっているようだが、ダイヤモンドも金や銀と同様な商品であることを業者たちに納得させなければいけない。ダイヤモンドは天然資源であり、量には限りがある。品物としての価値もあり、人々は自由に売買することができる。まさに、ダイヤモンドは商品ではないだろうか?

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ダイヤモンド市場の40%を独占するのはデビアス社だ。「ダイヤモンドはユニークなものですが、商品ではありません。物が商品市場で取引されるためには、全てが同じ品質を持たなくてはいけません。ダイヤモンドには、その保証ができないのです。」(デビアス米国担当、ロサリンド・カインヤ氏)

ゴールド・フォーキャスター・ドット・コムの、ジュリアン・フィリップス氏も同意見だ。「一粒一粒が違いますから、正確に価格を決定するには、ひとつずつ鑑定する必要があります。」

「ダイヤモンドには、普通の商品とは大きく異なる点があります」、とデービッド・コフィン氏(アナリスト)は言う。「人々がダイヤモンドを買う理由は、儲けるためではありません。テレビのコマーシャルでも分かりますが、ダイヤモンドは愛の表現です。いったん受け取った人は、先ず手放しませんから、活発な再販市場は存在しません。」

「それでも、ダイヤモンドの先物市場は実現できます」、とラパポート氏は頑張っている。「ようするに、ダイヤモンドを標準化すれば良いのです。保証書が付いているものだけを取引対象にして、標準化を徹底させるのです。」さて、ラパポート氏は、今回、どの先物市場に提案書を持っていくのだろうか?

Stocks You Need To Know About

S&P 500指数

長めの陰線が出来上がったが、一先ず20日移動平均線が支えになった。そこを割ったとしても、まだ下には、上昇するトレンドラインがある。

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それでは、トレンドラインが崩れたら、どのへんまで下げる可能性があるだろうか?

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もちろん、これだけではないが、メガホンの下辺がテストされそうだ。

Wall Street English

ガッカリな金曜

What was initially shaping up to be just another sluggish day of vacillating around the unchanged mark, like stocks had been doing throughout most of the week, actually became quite a disappointment for the bulls.(ブリーフィング・ドット・コムから)

今週のほとんどがそうであったように、今日も横ばいで終わりそうな雰囲気だったが、けっきょく買い手にはガッカリな一日となった。

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