今年こそ体重を減らそう、と多くの人たちが新年に決心してから、1カ月の時が経った。肥満が大きな問題になっているアメリカだけに、次から次へと、新しいダイエット方法が登場する。もちろん、ダイエット産業は投資としての魅力もあるが、これだけ会社が多いと、どれを買ったら良いか分からない。そんなわけで、ジム・クレーマー氏(マッド・マネー)が紹介する株を見てみることにした。
「減量関連銘柄で、なんと言ってもナンバー1はライフ・タイム・フィットネス(LTM)だ。人によっては、タウン・スポーツ(CLUB)の方が好きなようだが、営業利益率やメンバーシップ料金から得られる収入を考慮すれば、やはりライフ・タイム・フィットネスに分がある。
ダイエット産業や健康産業が大きく成長できたのは、国民の健康意識が高まったことにあるかもしれないが、一番の原因は減量の難しさだ。体重を減らすことが簡単なことなら、毎年減量を新年の抱負にする必要など無い。違った表現をすれば、ダイエット産業は人々の失敗に支えられているわけだ。
最近、プルーデンシャルのアナリストはライフ・タイム・フィットネスをアンダーウェイトに格下げした。アンダーウェイトなどと言うと分かりにくいが、ようするに売り推奨だ。この格下げの理由が面白い。「ライフ・タイム・フィットネスは、高級住宅街周辺への進出を計画しているが、これには膨大な投資が必要になり、四半期の収益に悪影響になる。」
フィットネス・クラブを増設することは、言うなでもなく多額な金が要る。しかし、高級住宅街の近くに、最新の設備を備えた贅沢なクラブを開設するのだから、法外とも言える破格なメンバーシップ料金を稼ぐことができる。一時的な出費よりも、将来の大きな収入を考えればライフ・タイム・フィットネスは売りではなく買いだ。」
数日前、UBS証券のアナリストは、ライフ・タイム・フィットネスに関してこう語っている。「最近の好調な上昇で、ライフ・タイム・フィットネスの割高を気にする投資者がいる。しかし消費者関連株で、ライフ・タイム・フィットネスは最も成長が期待できる銘柄の一つだ。割高と感じるのは、現在の株価収益率だけに気を取られすぎているからだと思われる。」
ニュートリシステムズ(NTRI)というダイエット関連銘柄もあるが、この株には手を出さないほうが良い、とクレーマー氏は付け足している。「ニュートリシステムズの欠点は、小売店を通さずに、直接消費者に販売するビジネスモデルだ。このセクターで成功するには、小売店にも商品を置く必要がある。もし、ニュートリシステムズのような株に興味があるなら、ウェイト・ウォッチャーズ(WTW)が良いだろう。」
Friday February 2, 2007
US Market Recap
今年狙えるダイエット関連株
Stocks You Need To Know About
Dell
下の5分足チャートで分かるように、デル・コンピュータ(DELL)は、ギャップアップのスタートを切ったが直ぐ売られてしまった。
いったい何が壁になったのだろう。日足に移ろう。
寄付いた場所は半値戻しレベル(50%)、そして20日移動平均線が走っていた。
いったい何が壁になったのだろう。日足に移ろう。
寄付いた場所は半値戻しレベル(50%)、そして20日移動平均線が走っていた。
Wall Street English
自動車販売数
GM, Ford report double-digit drops in U.S. sales in January; Toyota sees 9.5% gain
GMとフォードの米国内自動車販売数(1月分)は二桁の下落。トヨタは逆に9.5%の上昇だ。