しばらくハイテク株を避けた方が良い、とストリート・ドット・コムのジム・クレーマー氏は言う。「もちろん、個別銘柄によって違いはありますが、季節的にハイテク株は売りです。」そういえば、ウォールストリートには、「5月に売ってどこかへ行け(Sell in May and Go Away)」、という格言がある。現在1月だから、まだ5月ではない。知らない間に格言が修正されたのだろうか?クレーマー氏の話に戻ろう。
「ハイテク銘柄を効果的にトレードするには、カレンダーが必要です。私のヘッジファンドマネージャーとしての経験からも言えることですが、ウォールストリートのファンドマネージャーたちも、ハイテク株の季節性を利用しています。具体的には、1月中にハイテク株を処分して、買いは8月です。
一口にハイテク株と言っても、売りの対象になるのは半導体、ソフトウェア、それに携帯電話関連です。そろそろ個人ユーザー向けに、マイクロソフト(MSFT)からビスタが販売されるから、インテル(INTC)やアドバンスト・マイクロ・デバイシーズ(AMD)が行ける、と言う人たちがいます。しかし、それら大手二社は価格戦争状態ですから、買える銘柄ではありません。
以前なら、インテルと互角に価格競争できる企業はありませんでしたが、時代は変わりました。今となっては、会社規模を拡大させているAMDをインテルは無視できません。その他では、テキサス・インスツルメンツ(TXN)、クアルコム(QCOM)、そしてナショナル・セミコンダクタ(NSM)も避けるべきです。
新製品iPhone を発表したアップル(AAPL)、それからマーベル・テクノロジー(MRVL)は売る必要はありません。保持できる銘柄です。そして、MRVコミュニケーションズ(MRVC)も処分しなくて大丈夫です。スピンオフ(分離独立)の話もありますが、MRVCには、季節性という言葉が全くあてはまりません。
ソフトウェア・セクターは、どうしようもなくひどい状態です。特に悪いのがシマンテック(SYMC)です。先日、収益に関する警報がありましたが、あれほど徹底的にダメな発表は、いまだかつて聞いたことがありません。ソフトウェアで例外なのは、マイクロソフト(MSFT)です。パワフルな企業ですから、カレンダーを気にする必要はありません。
あともう三つ、季節に影響されないハイテク銘柄があります。シスコ(CSCO)、ヒューレット・パッカード(HPQ)、そしてグーグル(GOOG)です。もし、インターネット銘柄を一つだけ選ぶなら、グーグルしかありませんが、投機が好きな人には、レベル3コミュニケーションズ(LVLT)が面白そうです。」
Friday January 19, 2007
US Market Recap
ハイテク株とカレンダー
Stocks You Need To Know About
シマンテック(SYMC)
クレーマー氏が「特に悪い」、というシマンテックを見てみよう。
大きなギャップだ。長期トレンドを判断する、200日移動平均線も割っている。週足に移ろう。
サポートになるはずだった2を切っている。ということは、今度はこの2が壁だ。
大きなギャップだ。長期トレンドを判断する、200日移動平均線も割っている。週足に移ろう。
サポートになるはずだった2を切っている。ということは、今度はこの2が壁だ。
Wall Street English
オイル価格
NEW YORK (AP) -- Oil prices briefly fell below $50 per barrel Thursday for the first time since May 25, 2005, after the government reported larger-than-expected jumps in crude oil and gasoline inventories.
オイル価格が、瞬時1バレルあたり50ドルを割った。こんな安値は、2005年、5月25日以来初めてだ。下落の原因は、予想以上に多かったオイルとガソリンの在庫量だ。
オイル価格が、瞬時1バレルあたり50ドルを割った。こんな安値は、2005年、5月25日以来初めてだ。下落の原因は、予想以上に多かったオイルとガソリンの在庫量だ。