Thursday January 4, 2007

US Market Recap

最高経営責任者と株価

2007年、どの銘柄が行けるだろうか?売上、収益、新製品、チャートパターン、と様々な要素が株価を影響するが、ジョン・オグ氏(経済コラムニスト)は、少し変わった銘柄の選び方を紹介している。さっそく話を聞いてみよう。

10の大型株に期待が持てる。条件は一つ、最高経営責任者が辞めることだ。下記10社は、トップの辞任で株主やウォールストリートから歓声が上がることだろう。だからと言って、私は彼らが辞めることを首を長くして待っているわけではなく、彼らを批判することを目的にしているわけでもない。それでは、10社を見てみよう。

1、ジェフ・ベゾス氏(アマゾン・ドット・コム AMZN): 正確に言えば、ベゾス氏は完全に辞める必要はない。肩書きを少し変えるだけで十分だ。一人が社長と最高経営責任者を兼任するのではなく、それぞれのポストに違った人材を割り当てるだけで、株価には好影響になるだろう。

2、チャック・プリンス氏(シティグループ C): 株主たちは荒治療を要求している。先日、ジム・クレーマー氏(マッド・マネー)は「2007年中に、プリンス氏はいなくなるだろう」、と発言し、株価はその翌日から上げている。

3、ケビン・ロリンズ氏(デル DELL): 株価が回復し始めているから、ロリンズ氏は辞める必要がないかもしれない。しかし、ウォールストリートは新最高経営責任者を要求している。とにかく、早い時期に、デルは証券取引委(SEC)との問題を解決することだ。

4、アントニオ・ペレズ氏(イーストマン・コダック EK): 性格的にペレズ氏は、とても良い人だ。しかし、会社のリストラが、全く進んでいない。

5、ポール・プレスラー氏(ギャップ GPS): ファッションの店ギャップ、それなのにプレスラー氏には、消費者が何を求めているかが分かっていない。正に、ジェネレーション・ギャップ(世代の溝)だ。こんな状態だから、ギャップの魅力といえば、「割安」の一言につきる。

6、ボブ・ナーデリ氏(ホームデポ HD): はたして、氏の経営手腕を認めている人は存在するのだろうか?以前ホームデポに務めていた人が、こんなことを言っている。「ナーデリ氏は、社風を重要視しすぎです。おかげで、社員の企業心が低下しています。」

7、ポール・ジェイコブズ氏(クアルコム QCOM): 父親の後継者、という任務はあまりにも重すぎたようだ。とにかく、肝心な収益が上がらない。

8、リー・スコット氏(ウォルマート WMT): スコット氏が特に悪い、というわけではないが、ウォルマートは企業イメージを一新する必要がある。古臭い企業イメージだから、とにかく積極的な広報活動が必要だ。

9、テリー・セメル氏(ヤフー YHOO): 氏が辞めれば、間違いなく株主は歓喜の声を上げる。それだけではない、ウォールストリートも氏の辞任を強く望んでいる。

10、シリウス・サテライト・ラジオ(SIRI)、XMサテライト・ラジオ(XMSR): この業界で、二社が共存することは無理だ。単に最高経営責任者が辞任しても、収益が上がる見込みはない。となれば、二社の合併があってもおかしくない。

http://tmadkam.blogspot.com/

Stocks You Need To Know About

午後の売り

下は、S&P500指数に連動する、スパイダー(SPY)の3分足チャートだ。

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30分ほど横ばい、そして2時直後にブレイクダウンしたが、売り材料は何だろうか?2時、連邦公開市場委員会の議事録が発表され、マーケット関係者は、しばらく金利引下げは無い、と解釈したようだ。

Current Topics

2006年、どこの株式市場が伸びた?

アメリカの+13.86%は悪くない。しかし、中国の107.02%増は、ダントツの強さだ。(資料はウォールストリートジャーナル紙から)

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