2007年、アメリカ経済、そして株式市場はどうなるでしょうか?フォーチュン誌は、そんな質問を読者にぶつけた。昨日一昨日と、二日連続でプロの意見を紹介したから、今日は個人投資者たちの声を聞いてみよう。
「マスコミは、まるで住宅市場が大暴落しているような報道の仕方ですが、実際に損を出しているのは、天井で住宅を購入した人たちです。来年、南部の不動産は安定するだけでなく、たぶん上昇するはずです。米国経済も、心配されたような落ち込みは無いと思います。イラクから兵を撤退させれば、米国経済は2010年まで、順調に伸びるのではないでしょうか。」 ケン・アンソニーさん(サウス・カロライナ州)
「マーケットは、ゆっくりとしたペースで上昇を続け、高値が更新されることでしょう。ですから、不動産から株へ資金を移す計画をしています。住宅市場は、来年も低迷すると思います。場合によっては、経済のハードランディングもありえますから、2007年は、バランスのとれた投資をするつもりです。」 マイク・シノポリさん(カナダ)
「現在の上げ相場は、長期的なベアマーケットにおける、一時的な上昇波動です。逆利回り現象が起きてから、既に1年近くの月日が流れましたが、これは株式市場の下げを予測しています。こんな状況ですから、私の投資口座は、国債が65%、株が35%です。」 ジャック・イーゴンさん(テキサス州)
「来年も、中国やインドの経済が大きく成長しそうですから、エネルギー・セクターが狙えると思います。アメリカ国内の雇用状況が健全ですから、小売銘柄も良いのではないでしょうか。」 ラグハバン・ヒルズボローさん(ニュージャージー州)
「多くのアナリストは、大型株の買いを推奨していますが、来年は割安株がテーマになるのではないでしょうか。例をあげれば、90年代のスター銘柄だった、サン・マイクロシステムズ(SUNW)です。」 マリオ・ロックビルさん(メリーランド州)
「家族代々、もう100年以上不動産に投資をしていますが、損を出したのは2回だけです。マスコミは単に大袈裟なだけで、真実が報道されていません。大きな上昇の後には、必ず修正がやって来ます。今、アメリカの住宅市場が経験しているのは、一時的な下方修正で、決して暴落ではありません。問題は需給関係です。売りに出されている住宅が多数ありますから、これらが片付くには、2008年から2009年までかかるかもしれません。」 Mさん(マサチューセッツ州)
「マーケットの上げ下げは、どうでもいいことです。大きく下がるなら、予定していた倍の金額をミューチュアルファンドに入れて、大きな上げなら利食えば良いのです。」 Vさん (ワシントン州)
今年の相場も終わりです。楽しい年末、明るい新年をお迎えください!
鎌田
http://tmadkam.blogspot.com/
Saturday December 30, 2006
US Market Recap
一般投資家の声を聞いてみよう
Stocks You Need To Know About
アメリカ住宅市場
住宅市場の底打ち宣言をするアナリストも出てきているが、ここで住宅建築銘柄を中心にあつかう上場投信、XHBの日足チャートを見てみよう。
またチャンネルの底辺テスト、それともブレイクアウトだろうか?
Wall Street English
新年のマーケットは3日から
Wall Street to close Tuesday for Ford funeral
フォード前大統領の葬式が火曜日にあるため、株式市場は翌日の3日(水曜)から始まります。
フォード前大統領の葬式が火曜日にあるため、株式市場は翌日の3日(水曜)から始まります。