マーケットが2日連続で上がったとしよう。3日めは買うべきだろうか、それとも売るべきだろうか?こんな質問をするのは、「The Psychology of Trading(トレードの心理学)」の著者、ブレット・スティーンバーガー氏だ。大学で助教授を務める氏は、単に机上の知識だけでなく、自らも先物指数のトレードをしている。それでは、質問の答えを聞いてみることにしよう。
「S&P500指数に連動する、スパイダー(SPY、上場投信)を使って調べてみました。2004年以来、スパイダーが2日連続で上がったことは233回ありました。さて三日後を見てみると、スパイダーは平均で0.02%の損が出ています。逆に、スパイダーが二日連続で下がったことは146回ありましたが、三日後は平均で0.25%の上昇になっています。明らかに、二連勝の後に買うのは不利です。
ナスダック100指数に連動する、QQQQでも調べてみましたが、結果は同様なことが言えます。二日連続で上げが展開されると、三日後は平均で0.01%の損です。しかし、二日連続で下げると、三日後の平均利益は0.07%です。繰り返しますが、二日連続の上げなら、三日目は買い手に分がありません。」
スティーンバーガー氏も自らトレードをしている、と上記したが、氏はこんなアドバイスをしている。「トレードの目的は利益を上げることですが、大切なことは、黒字で一週間を終える、ということです。プラスで週末を迎えるには、一回のトレードで大きな損を出すことは許されません。
マーケットは、あなたの計画など全く気にしていません。思惑どおりに行ったからといって、それはマーケットが、あなたに協力してくれたのではありません。空売りが成功した、と喜んでいても、突然の反転で利益が吹き飛ぶことなど珍しいことではありません。トレンドに乗り続けることは大切ですが、利益が出たら、一部を手仕舞う習慣を身につけてください。違った言い方をすれば、マーケットから利益を取ってやろう、という考え方ではなく、マーケットが与えてくれるものを受け取ることが肝心です。
移動平均線、MACD、ストキャスティクス、と様々な指標が売買判断に使われます。もし、それらの指標が逆方向に動くなら、利益の有る無しにかかわらず、直ぐポジションを手仕舞ってください。状況が変化したら、とにかく脱出です。間違っても、手仕舞わなくても良い理由探しをしてはいけません。信号が赤になったら、誰も道を横断しません。横断できる理由を探して、わざわざ道を渡るのは、自ら事故を求めるようなものです。」
Friday December 22, 2006
US Market Recap
マーケット2連勝、三日目は買い?
Stocks You Need To Know About
BBBY
格下げで大きく崩れたBBBYだが、下の15分足チャートで分かるように、安値圏で横ばいしてしまった。
下げ止まりの理由は、週足チャートを見るとよく分かる。
上昇するトレンドラインと、20週移動平均線がサポートになったわけだ。
Wall Street English
貯蓄率
まずCNNニュースのヘッドライン。
Americans spend every cent - and more
アメリカ人は、単に金をつかうだけでなく、持っている以上の金をつかうことを伝える見出しだ。
そこで、こんなこと言うアナリストがいる。
America's negative savings rate can't be sustained and see a recession coming.
マイナス貯蓄率が、不景気を引き起こす可能性があるようだ。
Americans spend every cent - and more
アメリカ人は、単に金をつかうだけでなく、持っている以上の金をつかうことを伝える見出しだ。
そこで、こんなこと言うアナリストがいる。
America's negative savings rate can't be sustained and see a recession coming.
マイナス貯蓄率が、不景気を引き起こす可能性があるようだ。