最近、ドル安という言葉を聞かないで一日を終えることはない。とにかく執拗なくらい報道されているから、ドル安を取り上げるブログが増えている。情報の正確さは別にして、ブログの面白いのは、ニュースでは得られない個人の感想を読めることだ。さっそく、人気ブロッガーたちの声を聞いてみよう。
「若い人たちは、ネズミのコスチュームが似合うかどうかを確かめるべきだ。ドル安が進んでいるから、たぶん最も有望な就職先はディズニーランドだ。海外から訪れる人が更に増えるだろうから、少なくとも「ニーハオ」「guten tag」くらいは言えるようにしておこう。」(ティム・アイアコノさん The Mess That Greenspan Made )
「アナリストやエコノミストの話をまとめると、アメリカの貿易赤字が最大のドル安原因だ。とにかく下げが続いているから、ドル強気論者の姿が見えなくなってしまった。一つ言えるのは、あまりにも弱気論者が多すぎるから、ここで積極的なドル売りをするのは危険かもしれない。どちらにしても、投資ポートフォリオの一部を外国株に当てることは有益だ。」(アブノーマル・リターンズ)
「ドル暴落を予想する人たちがいるが、世界経済におけるドルの役割は、そう簡単に説明できるとは思わない。たとえば、原油売買にはドルが使われているが、去年の春、イランとノルウェーがユーロで売買することを試みた。これがキッカケになり、他の国々もドルだけでなく、ユーロも使うことを検討し始めた。
このドル中心主義離れが、ドル安をいっそうひどくする、というのだが本当だろうか?膨大なドルを抱える中東の産油国や中国は、わざわざ自らの首をしめてドル売りを実行するだろうか?たぶん積極的に売るのではなく、これからはドル買い量を減らす、という方向で行くと思われるから、ドル安はゆっくりと進むような気がする。」(ランダム・ロジャー)
「ドル安が、経済誌の表紙を飾るようになった。覚えている人もいると思うが、去年、Newsweekがドル安を特集した1週間後、ドルは底を打った。いつもマスコミが騒ぐのは、マーケットが天井か底に近い時だ。ヨーロッパの金利上昇、そして米国利下げの可能性という材料だけでは、もうこれ以上ドルを下げることは難しいだろう。ドル指数の長期サポートレベル80は、今回も崩れることはないと思う。」(グローバル・エコノミック・アナリシス)
ブログではなく、今日のウォールストリートジャーナルからも引用しておこう。「アメリカとは正反対に、ヨーロッパから発表されている経済指数は強い成長を示している。中央銀行による、更なる金利引き上げも予想されているから、ドル下げ基調が続く、と言うアナリストが多い。」
Friday December 8, 2006
US Market Recap
人気ブロッガーの声を聞いてみよう
Stocks You Need To Know About
ボーイング(BA)
下はボーイングの日足だが、二番天井を形成している可能性がある。
昨日の安値割れで空売った人もいると思うが、少なくともあと二つ、空売りのタイミングがある。
1のトレンドライン、そして2のサポートラインからのブレイクだ。
昨日の安値割れで空売った人もいると思うが、少なくともあと二つ、空売りのタイミングがある。
1のトレンドライン、そして2のサポートラインからのブレイクだ。
Wall Street English
来年の予想
Goldman Sachs strategists Abby Joseph Cohen and Michael Moran see the S&P 500 gaining about 10% in 2007, establishing a target of 1550 for the index for the end of that year.
ゴールドマンサックスの戦略家、アビー・ジョセフ・コーエン氏とマイケル・モーラン氏は、2007年度の予想として、S&P500指数は10%ほどの上昇になり、1550ドル近辺で終了する、という見方を発表した。
ゴールドマンサックスの戦略家、アビー・ジョセフ・コーエン氏とマイケル・モーラン氏は、2007年度の予想として、S&P500指数は10%ほどの上昇になり、1550ドル近辺で終了する、という見方を発表した。