Friday November 10, 2006

US Market Recap

迷アドバイス その1

選挙は終わったが、相変わらず「何を買うべきか」、と専門家たちの意見が求められている。不安になると、どうしてもアナリストやアドバイザーの話に耳を傾けてしまうものだが、投資戦略家のバリー・リットホルツ氏が、面白い事実を紹介している。タイトルは「思い上がった予言者たち(1927年ー1933年を振り返る)」。下のチャート(ダウ指数)を参照しながら読んでほしい。

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1、「現代社会において、株式市場が暴落する可能性は消滅した。」 ジョン・メイナード・ケインズ (経済学者 1927年)

2、「米国経済成長をストップできるものは何も無い。」 マイロン・フォーブズ(ピアス・アロー・モーター社長 1928年1月12日)

3、「今日ほどアメリカが希望に満ちていたことは、いまだかつて一度も無い。繁栄する国内経済、そして政府間の理解が深まり、世界平和が実現している。」 カルビン・クーリッジ(第30代米大統領 1928年12月4日)

4、「株価の一時的な低迷はあるかもしれない。しかし、暴落はありえない。」 アービング・フィッシャー (経済学者 1929年9月5日)

5、「株式市場は、高値圏での横ばい状態に入った。50から60ポイントの下落を予測する人もいるが、私はその可能性は無いと思う。数カ月後には、現在よりかなり高い位置に達しているだろう。」 アービング・フィッシャー (経済学者 1929年10月17日) このコメント直後、ニューヨークは暴落に襲われる。

6、「今は絶好の買いチャンスだ。J.Pモルガンの言葉を思い出してほしい。アメリカ経済に弱気論はありえない。」 R.W.マクニール(証券アナリスト 1929年10月30日)

「この暴落は、米国経済に大きな影響を与えることはない。」 アーサー・レイノルズ(コンチネンタル・イリノイ銀行会長 1929年10月24日)

「ここで優良株を買う投資者は、けっして後悔することはないだろう。」 ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙(1929年10月30日)

7、「極めて大幅な株式市場の下げだが、これは単なる中期的な修正であり、不況を予想するものではない。」 ハーバード・エコノミック・ソサエティー(1929年11月2日)

8、「米国が深刻な不景気に陥る可能性を肯定することは、きわめて難しい。来年の春には、企業収益が上向くはずだ。」 ハーバード・エコノミック・ソサエティー(1929年11月10日)

9、「現状を見る限り、米国経済に対する悲観論を支持する要素は、全く存在しない。私は、春までに経済が回復することを確信している。」 アンドリュー・メロン(米財務長官 1929年12月31日)

10、「近い将来、株式市場は上向くはずだ。見通しは、ひじょうに明るい。」 アービング・フィッシャー (経済学者 1930年早々のコメント)

つづく

Stocks You Need To Know About

トレンドライン

下は10月26日終了時点での、ソニー(SNE)の日足チャートだ。

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これだけ勢いのある陽線だから、更なる上げを期待して、引け間際に買った人たちが多かったはずだ。しかし、ソニーは翌日から下げに転ずる。

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どうしたら、この買いを防ぐことができただろうか。週足を見てみよう。

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下降するトレンドラインで分かるように、ソニーはダウントレンドだ。ここでまた日足に戻すと、大陽線の日、ソニーはこのトレンドラインにぶつかっている。

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Wall Street English

高いホテル

また宿泊料金が上がった。出張の多いビジネスマンには、頭の痛い話だ。

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料金が最も高いのはマンハッタン。一泊平均料金は、去年を12%上回る304ドル(約3万5800円)だ。

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