トレードの本は、本当に役立ちますか?113人に、トマス・ブルコースキー氏(投資家)は尋ねた。92%が助けになった、と回答し、フレッドさんはこう語っている。「先ず、インターネットで徹底的に調べました。書評を読むだけでなく、読者の感想も参考にしました。その結果、良さそうな本だけ買いました。」レジナさんは、「トレードを真剣に考えている人なら、本を読むのは当たり前です。何の勉強もしないで、いきなりトレードすることはギャンブルと同じです」、と述べている。
冗談まじりに、トムさんはこんなことを言う。「ありとあらゆる本を読みました。しかし、読む本を間違っていました。私が買ったのは、テクニカル・アナリシスの本ではなく、ファンダメンタルズに関するものばかりでした。おかげで、会計士に負けぬ知識が身につきました。」
次の質問は、ブログは役立ちますか?65%の回答は、「時間の無駄」、というものだ。「たしかに、株や先物のことが書かれていますが、それはごくわずかで、スポーツや政治の話題が主になっているブログがほとんどです」、とジムさんは指摘する。更に、多くのトレーダーは情報の不正確さを強調している。
ブログが助けになる、という意見を代表するのはリチャードさんだ。「ブログを読むことで、様々な意見に触れることができます。こんな解釈方法があったのか、という発見も時々ありますから、ブログに目を通すことは無駄ではありません。マーケットに対する偏見を捨てるためににも、色々なブログを読むことは有益です。」
三番目の質問は、どうやったらコンスタントに儲けられるようになりましたか?ピーターさんは、三つの条件を挙げる。「先ず、売買ルールを作り上げてください。そして、ルールに忠実に従ってトレードすること。それから、常にテクニカル分析を怠らないことです。」
何人かのトレーダーは、こう語っている。「なかなか利益が上がらないので、タイムフレームを長めの物に変えました。」人によって違うが、1分足チャートから5分足へ、または3分足から15分足へ、といったように長めのチャートに移ることでトレードが好転することもある。
こんな回答も多い。「確実に損切りができるようになったら、利益が出るようになりました。いつもモニターの前に座っている、という理由で実際に損切りのオーダーを入れない人がいますが、それはダメです。買いが成立した時点で、直ぐ損切りオーダーも入れることが大切です。」
最後の質問は、新人トレーダーに何かアドバイスはありますか?ボブさんの言葉を記そう。「これは行けそうだ、といった気分的な理由だけでトレードしないでください。とにかくトレードを習得するには、かなりの時間が要ることを覚えておいてください。」