「トレーダーは、投資者から何を学ぶことができるか?」、というコラムを見つけた。ジェームズ・ブラムリーという現役投資顧問が書いたものだが、少し中を覗いてみよう。
最も効果的なトレード方法は何か、と聞かれたら、どう答えるだろうか?人によってトレードスタイルが違うから、これが究極の手法だ、と断言できるものはない。しかし、あえて言うなら、優れたトレード方法は大衆が殺到する前に、売買シグナルを点滅させるものでなくてはいけない。
大衆という言葉を、「一般個人投資家」に置き換えると分かりやすい。トレーダーがいつも頭に入れておきたいのは、次の質問だ。「どんな事が起きたら、投資家が動くだろうか?」トレーダーと同様に、投資家が株を買う目的は利益を上げることだ。
それでは、投資家が買い銘柄を選択する場合、一番重要な要素は何だろうか?正解は収益だ。過去の収益が順調に伸びていることも大切だが、将来の見通し予想も重要だ。ご存知のように、大手証券会社のアナリストによる収益上方修正は、その銘柄に個人投資家たちを殺到させる。
企業収益に敏感な投資家の習性を、トレーダーは利用しなくてはいけない。必然的に、好決算が続く銘柄に個人投資家は集中するから、トレーダーはそれらの銘柄リストを用意すると良いだろう。
これ以外にも、ブラムリー氏はいくつかの点に触れているが、収益性に優れた銘柄リスト作成について説明しよう。
手っ取り早いのは、msn.comに行ってデラックス・ストック・スクリーナー(無料)を使って銘柄を選び出すことだ。500以上の条件が揃っているから、かなり細かく銘柄を選択することができる。いちいち自分で条件を設定するのが嫌なら、既存のスクリーナーを利用すると良いだろう。先ず、Try It Now!の下をクリックして、ページが変わったらI See The Chartをクリックしよう。
デックス・ストック・スクリーナーが分かりにくければ、もっと簡単に銘柄を選ぶ方法がある。このページを参照してほしい。Top Rated Stocks、というタイトルが示すように、ファンダメンタルやテクニカル要素を考慮して、トップクラスの株が選べるようになっている。個人投資家が参考にするのは、Overall Ratingの下にあるTop Rated 50だ。銘柄数は50だけだから、一つ一つチャートを調べても、さほど時間はかからないと思う。
msnが嫌いな人は、ヤフー・ファイナンスを使ってみよう。ここにも既存のスクリーナーがあるから、きっと気にいったチャートパターンを見つけることができるだろう。一番上の、Strong Forcasted Growthが収益性に優れた株探しには、最も適しているだろう。