アメリカは本格的なベアマーケットに入る可能性がある、と警告するアナリストが増えている。そこで、ベアマーケットをテーマに、早速いくつか質問しよう。(正解は一番下を参照)
1、米国株式市場は、過去100年間、どんな頻度でベアマーケットが訪れたでしょうか?
A、3.3年に一度
B、6.6年に一度
C、9.9年に一度
2、テクノロジーの著しい発達、それに国民の暮らしが豊かになった今日、1960年以来ベアマーケットが訪れる頻度が減っている。
A、たしかに減っている。
B、逆に頻度は上がっている。
3、最も長かったブルマーケットはどちら?
A、1929年の大暴落が起きる直前のブルマーケット
B、2000年のインターネット株崩壊直前のブルマーケット
4、90年代のブルマーケットで投資していたほとんどの人は、ベアマーケットの経験が無い。
A、そのとおり
B、間違っている
5、ブルマーケットの上昇が大きければ大きいほど、次のベアマーケットでの下げは大きなものになる。
A、そのとおり
B、間違っている
6、1966年のブルマーケットの頂点で優良株を買い、損切らずに持ち続けたなら、元の値段に戻るまで何年かかったでしょうか?
A、6年
B、12年
C、24年
D、30年
7、1966年、ダウ指数は初めて1000ドルを突破しましたが、結局そこが天井となってベアマーケットに入りました。次にダウが1000ドルに復帰して、その上に安定するには何年かかったでしょうか?
A、4年
B、17年
C、30年
8、1929年から1932年のベアマーケットで、ダウ指数はどのくらい下げたでしょうか?
A、30%
B、60%
C、70%
D、89%
9、株の下げ速度は上げ速度より早い。
A、そのとおり
B、間違っている
正解
1、A。ベアマーケットは3.3年に一度の割合で訪れている。
2、B。頻度は逆に上がっている。過去10回のベアマーケットは2.4年に一度の割合で起きている。
3、B。1982年から2000年まで続いた上げ相場は、歴史上一番長い。
4、A。90年代、熱狂的なインターネット相場に参加した大半の投資者には、下げ相場の経験が無い。
5、A。2000年のインターネットバブル崩壊で分かるように、ブルマーケットが強烈なほど、次にやって来るベアマーケットも厳しくなる。
6、D。元に戻るまで30年かかった。
7、B。1000ドル台に復帰して落ち着くまでには、17年間を要した。
8、D。ダウ指数は386.10から40.60まで下げた。
9、A。たとえば1989年、ダウ指数は14カ月かかって610ポイント上げたが、たった6カ月で、その上昇幅を失った。