トレードで成功する秘訣は何だろうか?投資アドバイザーのジョン・カーター氏は、現在一線で活躍するトレーダーをインタビューした結果、次のことが分かった。
1、基本的にトレードはシンプルだが、決して簡単というわけではない。このゲームで生き残りたければ、希望的観測を捨てることだ。
2、トレードの間違いに気がついたら、ポジションを直ぐに処分すること。損切り値を待つ必要は無い。
3、極論すれば、トレードは退屈な作業だ。いつも興奮しているようなら、まだ利益はコンスタントに出ていないはずだ。
4、100%勝てる方法探しをやめた時、素人トレーダーはプロになれる。
5、あなたがトレードしているのは株ではなく他のトレーダーだ。投資心理を正確に把握しよう。
6、感情をコントロールしろ。大衆といっしょに浮かれていては決して勝てない。
7、頻繁にトレードするな。はやる気持ちをおさえて、優れたパターンだけを待て。
8、素早く大きく儲けてやろう、こんな意気込みは必ず大損を呼ぶ。
9、金に執着するな。ていねいな売買を繰り返せば、自然と利益は上がる。
10、プロの損切りは早い。遅い損切りは資金を減らすだけでなく、大きな精神的なダメージになる。
11、最悪な場合でも、一つの銘柄で口座資金の2%以上を失ってはいけない。
12、売買に迷いが生じるのは自信が無いからだ。しかし、迷いは必ず失敗につながるわけではない。しっかりと損切りを設定して、勇気を持ってトレードを執行しよう。
13、難平買いは自ら損を大きくするようなものだ。
14、チャートに向かって叫んでいる自分を発見したら、もう一度損切り価格を確認しよう。
15、自分の意見に固執するな。思惑が外れたら直ぐ持ち株を処分しろ。
16、トレードでの利益は、毎月口座から引き出せ。必要以上の資金は、無謀なトレードにつながる可能性がある。定期的に利益を取り出して、銀行口座へ移すことを勧める。
17、新人トレーダーは、一つの銘柄に大きく賭ける傾向がる。もちろん、あるていど自信があるから、こんな時ほど損切りが遅れ、口座に致命的な穴を開けてしまう。
18、損切りができずにモタモタしていると、運良く突然マーケットが反転し、損の出ていた株も一転反発することがある。一度こんな体験をすると、待てば必ず戻る、という恐ろしい考えに洗脳されてしまう。どんなことがあっても、ルールを守ることが重要だ。
19、損を他人の責任にしてはいけない。アナリストは買い推奨を発表するが、あなたに買うことを強制しなかったはずだ。自分で責任をとれない人に、トレードをする資格は無い。
20、このトレードでいくら儲かるかを考える前に、どのていどの損が出る可能性があるかを先ず考えろ。