Friday October 21, 2005

US Market Recap

超弱気論、少し強気論

ダウ指数の第2波は4時間前に終了し、第3の下げ波動が始まろうとしている。この波動は暴落へと続き、ハロウィーン頃がクライマックスになる。そして、ダウ指数は第4波、劇的な3日間のラリーを展開する。しかし次の第5波は、ハロウィーンに記録した安値を割ることになるだろう。投資者に勧告する。株を現金化せよ。投機家に勧める。空売りを実行せよ。これは、水曜午前9時、エリオットウェーブセオリスト(株情報誌)のボブ・プレクター氏が出した警報だ。

さらに、エリオットウェーブファイナンシャルフォーキャスター紙も、プレクター氏と同様な発表をしている。現在、ダウ指数チャート上にはダイヤモンドが形成され、もし10300ドルを割ってしまうと、ダウは数千ドル下げる、というのが要点だ。しかし、水曜、ダウは猛烈なラリーを展開し、128ドル高という勢いを見せた。さっそく上記二者を批難する声が上がっているが、何故そこまで悲観的な見方をするのだろうか。経済ジャーナリスト、ピーター・ブリムロー氏の話を聞いてみよう。

「極端な弱気論は、五つの事が原因になっていると思われます。

1、最近増え続けている下げ銘柄数。
2、好調だった電気ガスセクターの一転反落。
3、2003年から始まった上げ波動の終了。
4、重要なフィボナッチ比率に達している指数。
5、いまだに強気すぎる個人投資家。

もう一つ付け加えれば、テクニカル分析の古典、テクニカルアナリシス・オブ・ストックトレンドには、ダイヤモンドは極めて稀なパターンであり、これは非常に大きな下げの前に形成される、と書かれています。」

上記二者ほど極論ではないが、最後に以前フィデリティーでヘッドトレーダーを務めた、ケビン・ハガティ氏の見方を記しておこう。「S&P500指数の月足チャートですが、上昇するウェッジパターンからのブレイクダウンが見られます。ミューチュアルファンドは、株を売ってポートフォリオ内の株が占める比重を減らしていることでしょう。これでマーケットは更に売られ過ぎの状態にまりますが、11月からは株の上がりやすいサイクルが始まります。けっきょく機関投資家の参入となり、年末ラリーが展開されることでしょう。」

Stocks You Need To Know About

固いトレンドライン

予想以上の決算発表で好調なスタートを切ったコカコーラ、けっきょく寄付が高値になって、冴えない安値引けになってしまった。しかし、取引が始まった場所が面白い。ちょうど下降するトレンドラインのところだ。まだ窓は埋まっていない。残念な展開になってしまったが、買い手はまた明日やりなおしだ。

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Wall Street English

チーズバーガー法案

俗名チーズバーガー法案なるものが、米国議会で可決された。

House OKs "cheeseburger" bill barring lawsuits

肥満が社会的な問題になっているアメリカだが、「太ってしまったのはマクドナルドの責任だ」、を理由にしてハンバーガーチェーン店を訴える人たちが続出していた。しかし、今日の可決で、そんな訴訟は許されなくなったわけだ。

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