Wednesday September 21, 2005

US Market Recap

デイトレードから長期投資に応用できる窓

6時起床、6時15分朝食、そして7時の電車で会社へ向かう。毎日繰り返される日課だが、こんなお決まりの手順を踏むことが株トレードにも重要だ、とマネーマネージャーのブランドン・フレデリクソン氏は言う。同じことの繰り返し、と言うと退屈なかんじがするが、これが生活に一定のリズムをつけることになる。

フレデリクソン氏はデイトレードから長期投資まで手がけているが、氏の一日は先ずニュースをチェックすることから始まる。窓(ギャップ)を積極的に利用する氏のデイトレード方法は、格上げや格下げ、それに収益予想などのニュースに大きく影響される。小さなギャップでは大したトレードはできない。だから当然、大きなギャップになりそうなニュースを中心に探すわけだ。(ギャップトレードなら馬渕氏のGapper’s Eyeを参照してほしい)

長期投資には、収益、売上、新製品、経営陣などのファンダメンタル的な要素も考慮するが、ここでもギャップが大切になる。ギャップは買い手と売り手の極端なアンバランスを表し、ギャップ一つがトレンドの転換点になることも珍しくない。だからフレデリクソン氏は大きなギャップだけに注目するわけだ。

マネーマネージャーという職業柄、どうしてもファンダメンタルズが重要視されてしまうが、チャートについて氏はこう語っている。「頭に拳銃を突きつけられて、チャートを取るか、それともファンダメンタルズを選ぶか、と脅されたらファンダメンタルズを取ると思います。しかし、チャートが無いと売買タイミングがつかめません。ですから両方欲しいのが本音です。」

チャートの利用方法について、フレデリクソン氏は次のような注意点を挙げている。「ストキャスティクス、MACD、RSIなど多種の指標がありますが、これらはトレードの弊害になります。機械的な売買をするなら別ですが、特に初心者は指標利用には気をつけなければいけません。大切なのは値動きと、値動きが作り上げるチャートパターンです。そして出来高も売買プレッシャーを見るために役立ちます。」

指標嫌いの氏だが、氏が一つだけ気にいっている指標がある。それを最後に紹介しよう。リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ、という有名なトレーダーが使っているデイトレード方法に、ショートスカートというものがある。モメンタムを利用したやり方なのだが、これにはケルトナーバンド、と呼ばれる指標が必要だ。ケルトナーバンドは、一見するとボリンジャーバンドに似ているのだが、値動きの勢いを把握するのに便利らしい。

Stocks You Need To Know About

重要な窓の位置

パイパージャフレー社のアナリストに目標株価を引き下げれらたウェンディーズ(ハンバーガーチェーン)、さすがに冴えない展開になってしまった。しかし、下の5分足チャートで分かるように、9時55分頃から一時的な反発を見せた。何故この位置で買いが入ったのだろう。答えは窓(ギャップ)だ。売買のポイントにも使われる窓、注意が必要だ。

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Wall Street English

天気予報なしで株はできない

あらためてハリケーンの怖さを見せつけたカトリーナだが、今度はリタがフロリダキーウェストに迫っている。

After the massive financial fallout caused by Hurricane Katrina, a growing number of traders, analysts and portfolio managers now view the weather as a major risk factor.

カトリーナのおかげで、気象状況が投資に与える主要危険要素の一つになったようだ。

 

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット