こんな会社辞めてやる!サラリーマンなら一度は考えることだ。仕事がつまらないから、そんなことを言うわけではない。問題は職場での人間関係、特に上司とうまくいかないのだ。そんな悩みを持つ方々に、フォーブス誌は上司のタイプ別による対処方法を紹介している。
1、マキアベリ的な上司:目的のためには手段を選ばない、策略にたけたタイプだ。会社のトップを目指して、冷酷に部下を道具あつかいする。よく「君に対して反感はないが」の前置きで、部下に対して平気で屈辱的なことを言う。
対処方法:最も危険なタイプだけに、常に慎重な行動が要求される。他の課への移動も考えよう。
2、サド的な上司:部下が泣いたり、喚いたり、そして歯ぎしりをして口惜しがる姿を見て喜びを感じる、心の曲がったタイプ。厳しく部下を注意し、がっくりと肩を落として机に戻る部下の姿は、この上ない光景だ。
対処方法:どんなことがあっても、泣いたり不平を言うな。それは相手を喜ばせるだけだ。冷静な態度を身に付けたい。
3、マゾ的な上司:やっかいなタイプだ。既に自分の会社での将来に見切りをつけ、毎日の仕事が苦痛でたまらない。自分の苦しみを部下にも分けてやろうとばかり、無意味な仕事を部下に言いつける。
対処方法:こんな上司の下で働いていたのでは、絶対に昇進できない。早急に他の部門、または転職を推薦する。
4、被害妄想的な上司:全ての部下は自分の椅子を狙って陰謀を企てている、常にそんなことを心配する猜疑的なタイプだ。
対処方法:「重要な話があります」、と言って上司と二人だけで話せる時間を作ろう。「実は、あなたを失脚させようと陰謀を企ている人たちがいるのですが、、、」、と切り出してみよう。たぶん望むセクションへ移れるように計らってくれるだろう。
5、親友的なボス:部下たちが野球を観に行く計画をしていると、誘われてもいないのに自分も仲間に入れてしまう。ひどくなると、クリスマスだといって勝手に部下の家に押しかける。
対処方法:顔を舐めることの好きな大きい犬を上司にプレゼントしよう。犬の愛に包まれて、上司の外出は減るはずだ。
明らかに冗談と思われる対処方法もあるが、ほとんどの場合、喧嘩をして負けるのは部下の方だ。心理学者、ジョン・フーバー氏の言葉を引用して終わろう。「嫌いな上司は、どんなことに興味があるかを調べてみることです。ひょっとしたらアイスホッケーファンかもしれません。別にホッケーの話をする必要はありません。アイスホッケーで使うパックを、自分の机に置いてみるのです。そんなことがキッカケで、上司との会話が始まるかもしれません。とにかく自分に危害を加える上司の態度を中和することが先決です。」