ポーカーが大人気だ。一昔前では考えられないことだったが、夜7時から9時の時間帯で、ポーカートーナメントが放映されるようになった。あまりの人気に、ここロサンゼルスでは、週末ポーカーセミナーも始まっている。もちろん、プロのポーカープレーヤーとして、真剣に独立を考える人たちも増えている。
ポーカーで勝つためには、配られたカードをよく検討しなければならない。悪い手なら、サッサとあきらめる。無理な賭けをしても、軍資金をいたずらに失くすだけだ。全てのゲームに参加する必要は無い。早い話が、勝算のある時だけ勝負をすればよい。
株式投資にも、ポーカーの法則を当てはめることができる。損を出した時のことを思い出してほしい。スリルやアクションだけを求めて売買しなかっただろうか。今までの損を一度に取り戻そうとして、通常以上の株数を買わなかっただろうか。株でうまく利益を出している人には、ある共通点がある。先程の表現を繰り返すなら、悪い手ならサッサとあきらめる。勝算のある時だけ勝負するわけだ。
株売買のうまい人は、儲けのパターンを知っている。全ての人たちが同じパターンを使うわけではないが、上手な人には得意とするパターンがある。ようするに、自分の好きなパターンが見える時だけ買って、周りがどんなに騒いでも、自分の知らないパターンなら無視する。野球を例にとるなら、ストライク全てを振るのでなく、あらかじめ狙い球を決めておく。
利益を出しやすいパターンの一つに、ブレイクアウト(上放れ)がある。下はキャップストーン社の日足チャートだ。
きれいな横ばいを展開して、今月初めに見事なブレイクアウトになったが、よく見ると面白いことが分かる。上放れの前日は、出来高が増えていたのだ。出来高はニュースを先取りする、という言葉があるが、正にこのチャートはその好例だ。とにかく株で勝つためには、セミナーなどに参加して、有効な儲けのパターンを身につけることだと思う。