セミナーカリキュラムの詳細
 

解説する個別プレイとメソッド

追加される最新メソッドは現在テキスト作成中のため未掲載です。
完成次第アップの予定です。

 

逆張りを含めスイングトレードやデイトレードにも幅広く使える、有効でルールの明確なトレード方法を、私とゲストとしてロスから来日される鎌田氏とで数多く解説する予定ですが、鎌田氏から今回のアドバンスセミナーについて、次のようなメッセージをいただいています。


あるデイトレーダーとしても知られるヘッジファンドマネージャーが言ったことですが、「ほとんどのトレーダーは株価の動きだけに気をとられているが、時間という重要な要素を忘れている。トレードで成功するためには、この時間のコンセプトをあるていど把握しておく必要がある。」

何か分かりにくい表現ですが、ここで言う時間はサイクルという言葉にも置き換えられると思います。

一般的にはレジスタンスにぶつかったから売ろう、かぶせ足が出たからここで逃げようといったように株価を中心に考えます。

しかしトレードにサイクルというコンセプトが加わると、来週の月曜に天井を打ちそうだ、今日の午後一時頃に反転しそうだ、そんな見方が可能になってきます。

毎日会社のチャットルームでトレーダーたちと意見を交換しますが、成功している人たちは積極的にこのサイクルというコンセプトをトレードに組み入れています。

そこでアドバンスセミナーでは、WDギャンのような分かりにくいものでなく、非常に簡単にトレードに使えるサイクルツールも紹介する予定です。

このツールを利用することで、株価の反転する時刻や日時があるていど予測することができるので、値動きやチャートパターンと組み合わせることで効果的なトレードができると思います。

スイングトレードのひとつですが、株価が数日連続で高値から下げたところで買う方法がありますが、これにRSIをからめた少し変わったトレード方法があります。

通常は前日の高値を抜いたところで買う、または前日の安値を割った時点で売る、そんなやり方なのですが、RSIを活用することであまりにもあからさまな場所での売買を防ぐことができます。

さらにこのRSIを利用することで、割高な株を買うこともなくなります。

売買ルールもシンプルですから、セミナー参加者の方々にはさっそく翌日から使っていただけると思います。

RSIを利用した売買方法と関連したやり方ですが、ケルトナーチャンネルを使った方法もぜひ紹介したいと考えています。

この場合はRSIではなくCCIとケルトナーチャンネルの組み合わせですが、要点は高値つかみを防ぎ、適切な場所での利食いです。

これを実際に使っているヘッジファンドマネージャーの話も、データをまじえて紹介します。

毎日トレーダーたちと話していて痛感することですが、フィボナッチの知識は必須になっています。

なんでこんな所で反転するの、そんなことをよく思いますが、その犯人はフィボナッチであることが多いのです。

いままでなら、単純に50%、38.2%といった位置で話は済んだのですが、最近は手口がこんできました(笑)。

これはまだセミナーで話すべきか迷っていますが、2、3フィボナッチを使ったトレード方法を紹介したいような気がします。

話は少しそれますが、あのCNBCのマリアバーティロモさんも「・・・いきなりの下落でしたが、38.2%のフィボナッチレベルで下げ止まり・・・」などといった表現をたまにテレビで披露しています(笑)。

まさにフィボナッチは常識になった感じです。

 

タイムサイクル

ヘッジファンドのトレーダーとして有名なラリー・ぺサベント氏は、雑誌インタビューでこんなことを語っている。

「私は一般に使われている移動平均線やオシレーターには全く興味がありません。それらは値動きを先行するものではなく、常にマーケットアクションを後から追うものだからです。私たちはチャートを使ってトレードするわけですが、ほとんどのトレーダーは値動きばかりに気をとられています。チャートで最も重要な要素は、株価や指数の動きではありません.。私たちが一番注目しなければならないのは時間、言い換えればサイクルなのです。」

サイクルを重要視するのはぺサベント氏だけではない。

古いところではWDギャン、最近では以前フィデリティーでヘッドトレーダーを歴任し、現在ヘッジファンドをマネージするケビン・ハガティー氏も5月4日にこんなことを書いている。

「来週は大きなフィボナッチタイムゾーンが控えている。短期的な転換点になる可能性が高いため、絶好なトレードチャンスになるだろう。」

マーケットのベテランたちは積極的にタイムサイクルを利用している。

もちろん100パーセント確実に未来を予測する方法などないが、三日後に反転が来そうだ、明日が転換点になりそうだといった情報はトレードを計画する上で大きな利点になるだけでなく、一般トレーダーたちの先を行くことが可能になる。

タイムサイクルを使ったトレード方法は、大きく分けると三つある。

フィボナッチの数字を利用したもの、ギャンの理論を使ったもの、そしてトレンドラインを利用したものがある。

 

ボリンジャーバンドとケルトナーチャンネル

皆さんのもたぶん使われたことのあるボリンジャーバンドは、株のボラティリティーに敏感に反応する。

特に値動きがおとなしくなってくると、バンド幅が狭まるスクイーズという現象が起きる。

スクイーズの後には大きな値動きがあると言われるが、よく注意していないとスクイーズを見おとしてしまう。

バンド幅が狭くなると一口に言うが、狭くなるとはいったいどのくらいの幅だろうか。あいまいな表現はトレードの役にたたない。

ここで併用してほしいのがケルトナーチャンネルだ。
 

 


チンパンジークロス

いったい誰が考案者なのかは分からないが、この手法はあまりに簡単すぎるので「チンパンジークロス」などと呼ぶトレーダーたちもいる。

クロス(交差)という名前からも察しがつくだろうが、この方法には二本の移動平均線(5MAと15MA)が使われる。

ここからが重要なポイントになる。

1分チャート上でのMAクロスをシグナルに売買するわけだが、売買は13分チャートのトレンドと一致しなければならない。

5月13日の13分チャートだが、午前中は5MA(赤)が15MA(青)の上にあるため1分チャートからは買いのシグナルを待つことになる。
 

 

ストキャスティックス

サイクルのトップとボトム、ぱっとしない下手なタイトルだが少し説明しよう。

「いくらなんでも買われすぎだ。」「もうこれ以上は下げないだろう。」よく耳にすることばだが、株価には買われすぎのサイクルと売られすぎのサイクルがある。

安いところで買って、高いところで売るといった表現もあるが、要するにこれも「買われすぎ」と「売られすぎ」がテーマになる。

この売られすぎ、買われすぎを計る方法でポピュラーなのがストキャスティクスだ。数値の80以上は買われすぎ、そして20以下が売られすぎになるわけだが、もちろんこれを100%信じてトレードすると大やけどをする結果になる。

上のKLACの日足チャートを一見するとうまくトップとボトムを当てているようだが、一月の終わりに買われすぎのシグナルどおりに売った人たちは大変だ。

 

オプション

もちろんストキャスティクスには優れた利点があることも事実だが、ここではラリー・コナーズ氏や一部のヘッジファンドが使っている「買われすぎ」、「売られすぎ」の判定方法を紹介しよう。

株の個別銘柄オプションをご存知だろうか。結論を言ってしまえば、この個別銘柄オプションが「買われすぎ」、「売られすぎ」を判定するカギだ。

オプションには多数の売買方法があるが、最低限これだけ知っておいてほしい。

もし株が上がると思ったら「コールオプション」を買い、下がると思うなら「プットオプション」を買う。オプションは3月限、6月限といった形で時間制限もあるが、強気ならコール、弱気ならプットを利用するわけだ。

さてここでジェネラルエレクトリック(GE)の日足を見てみよう。

3月17日はほぼ安値で終了しているが、GEの個別銘柄オプションからは買いシグナルが出た。

そして3月28日には売りシグナルが出され、結局GEを17日の引け値35ドル37セントで買って、28日の引けで35ドル97セントで売りぬけた。

GEのような地味な銘柄で60セントの利益だから悪くない話だ。

オプションからシグナルを得る方法を説明しよう。

下の日足チャートはGE4月限35ドル物プットオプションだ。

必要なオシレーターはRSI(レラティブストレンクス)だけだが、パラメーターを記しておこう。

RSIパラメーター:ピリオド 3
上限ライン: 80
下限ライン: 25

 

このような最新の米国のトレードシーンで使われ、また人気のある手法をご紹介する予定です。

また、ハイローバンドギャッププレイのアドバンス篇として、トレンドが強いときに、次々と買い上がる方法や、ポジションを分割してリスクとのバランスを取りながら、ゲインを伸ばす方法なども解説します。


 

 

 

 

以下は主なアドバンスプレイ

(馬渕氏解説分)


 

ハイローバンド・ギャップシンコペーション

高値ブレイクという視点では、5日に満たない高値ブレイクアウト。

順バリ・ ミッドリスク


 

ハイローバンド・ビッグギャップ

かなり大き目のギャップアップでのエントリーのチャンスを生かすプレイ。

順バリ・ ミッドリスク

 

 

ハイローバンド・ギャップマジック

横ばいの、方向感のないゾーンでエントリーが可能なトレード手法。

ハイローバンドギャッププレイの基本ルールではエントリーできない条件でも、このルールではエントリーが可能になる。

カットロスの設定によって、反対方向へのリスクを低減。

順バリ・ローリスク

 

ハイローバンド・ギャップコンティニュエーション

トレンドの強いマーケットで積極的に、エントリーして、ゲインを大きく伸ばすことができる手法。

ハイローバンドギャッププレイの基本ルールではエントリーできない条件でも、このルールではエントリーが可能になる。

ギャップの持つレジスタンスとサポートの働きをうまく組み合わせて、反対サイドへ動いた場合のリスクを低減。

順バリ・ローリスク

 

ハイローバンド・ギャップスワップ

反対サイドへ振られて、リスクを大きくとった場合のリスクを減少させることのできる手法。

ポジションの増減によるコントロールを組み合わせることで、リスクを段階的にコントロールできるのが特徴だ。

順張り・ミッドリスク
 


ハイローバンド・ギャップポジションコントロール

ハイローバンドギャッププレイの基本ルールとアドバンスプレイのすべての場面で応用ができる、ポジションコントロールのルールの詳細を解説。

エントリーできない条件でも、このポジションコントロールのルールでリスクをコントロールすることによって、よりエントリーの信頼性と柔軟性を持たせることができる。

基本メソッドと上記のプレイとを組みあわせることで、多彩なトレード手法を構築することができる。

 

 

ハイローバンド・ギャップスワップ

まずギャッパーズアイの4月7日のADBEをご覧ください。

ここでロングエントリーですが、あまり上がらずにその後下落を始めました。

ルールではギャップダウンをすればカットロスなのですが、このケースのように、ギャップアップしながら下げてしまうと、脱出の機会を失うことになります。
 


 


4月13日にはギャップダウン(赤いギャップゾーン)でルールどおりカットロスです。

13日のコメントです。↓
 

ギャップダウンしたのでカットロス

68.10 to  66.10

-2.0point

当然即ショートのエントリーだ。
 

この当然というのは、ギャップスワップパターンに嵌ったという意味なのです。

このように、アドバンスプレイは、基本ルールにあてはまらない、この例のようなケースの時に、使うことができるのです。

その後ギャップダウンを繰り返したのでホールドを続け、4月19日にギャップアップしたため手仕舞いとなりました。




ギャップアップしたので手仕舞い

66.10 to 56.30

+3.8point

 

このように、-2.0point が トータルで +1.8point へ「スワップ=交換」できるという意味で、こういう名称をつけています。

ただ、どんなケースでもこのようにカットロスと同時に反対サイドへエントリーすればよい、というものではありません。

シミュレーションをすればわかりますが、反対サイドへエントリーしてから今度はまた反対へ動くと、ロスがさらに拡大することになり、非常に危険なプレイになってしまいます。

ですから、きちんとしたルールが必要になるのです。

 


 

スカイダイブ

売り手や買い手の最終的な心理局面で動揺しているパターンを見つけ、反転を捕らえてエントリーするプレイ。

Doji ・ナローレンジキャンドル・呑み込みパターンなどのマークが
出れば、より確実なプレイとなる。

逆バリ・ハイリスク。
 

ピアス

移動平均線を使った非常にシンプルなトレード方法で、アドバンスプレイ受講者の方の中で、人気のある手法だ。

継続したトレンドがキーポイント。

順バリ・ローリスク


ジャンピング・ジャック・フラッシュ

ギャップをより短いタイムフレームのチャートで監視しながら、方向性を見極めるのがポイントだ。

ロスを出しても再度のエントリーが可能なプレイだ。

順バリ・ミッドリスク
 

レインボウ・チェイサー

複数の移動平均線を使用、そのパターン変化を利用したプレイだ。

プルバックを待つ手法だ。

順バリ・ローリスク



安楽椅子

プルバックのパターン認識がポイント。

まさにタイトル通り。

順バリ・ミッドリスク
 

ダブルG

強いトレンドを示すローソク足のコンビネーションプレイ。

デイリーチャートなら15分足というように、短いタイムフレームで具体的なエントリーポイントを決めるとより確実なプレイが可能になる。

順バリ・ミッドリスク
 

フェイク・フェード・アウト

ローソク足のコンビネーションプレイ

順バリ・ミッドリスク
 

法華の太鼓

同じトレンドの継続エントリーのプレイだ。

継続した強さのトレンドでさらに強い上昇を捉えるため

脱出までの時間が短いと考えておくことだ。

順バリ・ミッドリスク
 

フェイク・ギャップ・プレイ

トレンドの反転を捕えた、ギャップを利用するプレイ。

30分ギャッププレイの応用パターンのため、低リスクのプレイといえるだろう。

カットロスのポイントが、わかりやすいのも特徴だ。

反転前のトレンドがはっきりしていると、反転後の大きなゆり戻しが期待できる。

長いタイムフレームより短いタイムフレームでのプレイがお勧めだ。

順バリ・ローリスク
 

ブラックホール

トレンドの反転を確認し、ローソク足の組み合わせパターンでより確実な方向を確定するプレイ。

Doji  または ナローレンジキャンドルの組み合わせもポイントだ。

順バリ・ミッドリスク
 

津波ギャップ・プレイ

クイックマジックプレイのバリエーション。

順バリ・ミッドリスク
 

津波ギャップ・リバーサルプレイ

逆バリ・ハイリスク


MABBCH・マブッチ

ボリンジャーバンドと移動平均線を使ったプレイ。

順バリ・ローリスク
 

ステップス

イントラデイの空売り専用パターン。
 
逆立ちパターンの併用を常に頭に入れておくとより確実なタイミングがつかめることがある。

抵抗線を十分に抜けてから、エントリーすることだ。

順バリ・ローリスク
 

クライマックス

行過ぎてブレーキの利かないマーケットが、反転するゆり戻しの継続を利用するプレイだ。

トレンドに逆行したプレイだということを常に意識すること。

より短いタイムフレームを組み合わせる方が、安全だろう。

また、ストップロスは確実につけて、執行することだ。

逆バリ・ハイリスク
 

トカゲの尻尾

逆バリ・ミッドリスク
 

イグアナ

基本的に「トカゲの尻尾」と売買手法は同じ。

逆バリ・ミッドリスク
 

IPOキャッチャー

IPO銘柄の売買パターン。

順バリ・ミッドリスク