今年のマーケットも残るはあと1週間ほど。
QMALL・先週のパフォーマンスは少しパフォーマンスは下がってしまった。
マーケットの地合いが悪かったせいだ。
それでも一日の平均利益は1560ドル
1週間では7800ドル
月収3万1200ドル。
世の中の大半の仕事は、シングルタスク。
たとえば接客業なら、顧客の希望を一対一で解決すればいいわけだ。
だが、トレーディングでは、短時間のうちにいくつもの項目について考え決断し、実行しなければならない。
つまり複数の条件を超短時間のうちに考え、決めなければならないのだ。
これは音楽を演奏するときと少し似ているのかもしれない。
参加するミュージシャンは、他のメンバーのサウンドを聴きながら、リズムや和音に合わせて演奏しなければならない。
これも、一種のマルチタスクと言っていいだろう。
だが、コード進行などはある程度決まっているので、突発的に変化することはない。
マルチタスクといえどもいわゆる予定調和の世界なのだ。
トレーディングでは特に開始から6分間は、30秒刻みで10銘柄を見ながら、次々と決断をしなければならない。
30秒後にどういうアクションを撮るのかを決め、なおかつそれを実行できなければならない。
しかも毎日違う銘柄が10銘柄登場するわけで、30秒ごとの動きも、同じ動きをすることは皆無だ。
そのため、動きは予測ができないわけだ。
とは言っても、そこに参加している人たちの心理状態の変化によって、あるパターンというものが発生する。
なぜならトレードをしている人達は、欲と負けたくないという恐怖心から、ある腫の心理的なパニックが起こるからだ。
これをフォーメーションと呼んでいる。
トレーディングでは、基本となるルールがある。
そのため、実際のマーケットで、ルールを守る訓練をしなければならない。
自分がエントリーした方向の反対色が出たら、次でカットロスをする。
それが150ドル以内ならホールド。
まずはこの単純なルールを実行できるかどうかだ。
反対色が出たら次で逃げる練習をするわけだ。
まずは150ドルという基準は関係なしで、反対色が出たら次の足の頭で逃げる。
つまりカットロスだ。
これができるようになることだ。
150ドル以下で逃げたからといって、利益を取り損ねたケースがどれだけあるのか?
自分の過去のトレードでこれを調べ、リストにしてみればよくわかるはずだ。
現在トレーニング中の彼の2017-12-22(金)トーレド検証を見てみよう。
OSTK 1000株 ▼2450ドル 始値が60ドル以下だったので1000株でエントリーしたことと、5本目の激しいリバーサルを躱すことができずに大幅なロスとなる。その10分後にはプラスに戻しているのをチャートで見ると複雑な気分。
ポジションサイズが半分でも1220ドルのロスだ。
ルールを守ることができれば・・↓
OSTK 500株 ▼80ドル
この違いは大きい。
一本遅くなるだけでこれだけの違いが出るわけだ。
CSCO 1000株 ▼180ドル ロスが150ドルを超えたので損切り。
この陰線1本が出た時点でのロスは150ドル以下でも、もう一本続けば確実に150ドルは超えると予測できるだろう。
CSCO 1000株 ▼120ドル
CSX 1000株 290ドル 3本目まで様子を見たら大きく下げて損切り。
2本目の陰線が終わった時点でのロスは150ドル以下だ。
だが、これももう一本同じ色が続けば確実に150ドルは超えると予測できるだろう。
それに、ロス幅が150ドル以下でも+236ガイドラインを切ってしまっている。
あおのため、反転する可能性は限りなく低いと予測できるだろう。
CSX 1000株 ▼120ドル
CSX 1000株 290ドル 3本目まで様子を見たら大きく下げて損切り。
ルールを守れば3本目まで様子を見るということはないはずだ。
反転すれば次の足の頭で逃げる。
これが基本だ。
最初の陽線がこれだけの幅があると、もう一本陽線が続けば、150ドルは超えるはずだ。
そのため、それまでに逃げたほうがいいわけだ。
HSIC 500株 ▼70ドル
PYPL 500株 ▼130ドル 5本目で大きく上げたたため損切り。
4本目の陽線が前の陰線を呑み込んでしまっている。
つまり次の頭で逃げないとダメ。
損益表に色が付いていないということは、逃げた足が動いているのを見ていたと言うことだ。
PYPL 500株 ▼90ドル
スキルは一度に一つずつ身につける
これは今までにも、多くのトレーダーに繰り返してアドバイスをしていることがある。
最初から、全部まとめて判断できるようになろうと考えないことだ。
カットロスができるようになったら次に、損益表がオールグリーンになる訓練をする。
つまりすべて待ち受けて執行できるようにするわけだ。
この習慣を身につけることは意外に大事。
2週間でも3週間でもひたすら、オールグリーンになるように訓練をする。
つまりすべて待ち受け執行をするということなのだ。
それを体に覚えさせる。
そうすれば、逆サイドに大きく伸びたので慌ててカットロスをする、ということは起こりえないのだ。
11月10日にオールグリーンというコラムで、このことを指摘している。
1カ月も続ければできるようになっているはずだが、彼は途中でやめてしまったのだろうか。
上野執行記録を見ると、手じまいが行き当たりばったり・・
ということがよくわかるだろう。
以上の二つが確実にできるだけで、トータルの成績は大きく伸びるはず。
多くのトレーダーは、確実にそのスキルを実行できる前に、他のことも同時に考え、実行しようとする。
シングルタスクしか実行できないのに、いきなりマルチタスクができるようになるだろうか?
シングルタスクを、繰り返すことで潜在意識のなかに、やるべきことを埋め込むわけだ。
そうすることで無意識のウチに、次に何を考えなければならないのかが、脳裏へ自然に浮かぶようになる。
トレーディングは良い習慣を身に着けることが肝心。
言い換えれば「ルールを守る」ということなのだ。
そんな簡単なことは、すぐできる。
と思ってしまうと、じっくりとその技術を身に着けることが中途半場になってしまう。
意識を一つのことだけに集中させ、その技術を身に着ける。
これを淡々とできるかどうかだ。
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