トレーダーという仕事ではシミュレーションができるという、他のビジネスモデルにはない大きな利点があります。
総菜屋さんを始めるからって、シミュレーションのために店をオープンする、なんてことはありえないですからね。
ですが、多くのホワイトカラーの方は、会社でのやり方に染まっているケースが多いのが現実です。
個人トレーダーは、カットロスを含むトレードについての基礎的な知識の習得から、トレードする際の資金の配分、接続回線やパソコンの整備から、ソフトのインストールやセットアップまで、すべて自分でこなさなければなりません。
ですが会社なら、パソコンや回線は専門部署の担当がすべてを手配してくれます。
会社というのは完全分業制で成り立っています。
ですから多くの方は、その中の一部の職種しか経験が無いわけです。
ですがトレーディングの場合、会社とは全く別の世界です。
ですから頭の中の切り替えが出来ないままで取り組もうとします。
トレーディングの訓練ではブログを開設し、毎日のシミュレーション結果を自己分析します。
そこでのシミュレーショントレードの結果から、問題点を見つけ、対策を施し、その夜のシミュレーショントレードで対策の有効性を試すことができます。
そうやって必要なら1週間、あるいは一ヶ月間、目標に向かってトレーニングを続け、一つの技術を身につけるためには、地道な努力が必要になります。
ですがフツウの会社では、そうしたスキルが要求されることはまずありません。
そのため多くの方は、全く経験がないままで始めることになります。
優先順位を間違えるな
トレーダーになるための訓練で、最も大事な最初のステップは何でしょうか?
最適の道具を選択し、自分の実力を十分に鍛えることができる環境をまず整えることです。
そしてチャートソフト、疑似執行ソフトを使い、シミュレーションを行います。
その環境でシミュレーションを行い、3ヶ月平均での結果で自分のチカラが分かるようになっています。
ですから、いきなり自分の資金で損失を出し、資金を失うことということを避けることができるのです。
その際に直面する問題として、チャートソフトがあります。
セミナーで1ヶ月間試用することができるチャートソフトは CQG と呼ばれています。
チャートソフトのポルシェと言っていいでしょう。
この使用料は、セミナー料金に含まれています。
月額使用料は決して安くはありませんが、それだけの性能を発揮できるように作られています。
そのため世界中のヘッジファンドが採用しています。
試用期間が過ぎると、勝てるようになったらCQGを使いたい。
といって無料のソフトへ乗り換える方は少なくありません。
理由を聞くと、月額使用料が高いからというのです。
でもCQGの月額使用料は、データ費を入れて6万円しないわけです。
バイトを一人一ヶ月雇えばいくらになるでしょうか?
CQGを使ってコンスタントに勝てるようになれば、無料ソフトでも勝てるようになるかもしれません。
でもそういうことをする必要があるでしょうか?
無料だからといって、便利な機能が使えない性能のソフトを使い、勝率を下げる方法を採用する。
その結果月額6万円をケチって、勝てないままでフェードアウト。
個人事業主となって500万円から1千万の資金をもとに、月額50万から200万円の利益を得ようというのです。
これが実現できるビジネスモデルが他にあるでしょうか?
事業計画というのは、オフィスの賃料、人件費、経費などを含めたとえば2年でいくらかかるのかを計算します。
そのトータル金額を用意して、全力で取り組みますが、利益が出なければいずれ倒産します。
独立起業するということは、そういうことなのです。
それなのに一ヶ月6万円をケチるわけです。
年間で72万円です。
2年使っても150万もかからないのです。
出来るようになれば、買いと売りのボタンを逆に押したりするほどボケない限り、未来永劫稼げるのにです。
プロになりたいと思うのなら、必要な資金をケチらず、さらに毎日全力を挙げて取り組むべきなのです。
それでダメなら、実力が無かったと諦める事です。
サラリーマンのように、自動的に毎月給料を貰える世界ではないのです。
セミナーをやっていると、考え方の基本がなんだか間違っているなあ・・
と感じることは少なくありません。
残念なことですが、それが現実です。
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