死者が年々増えている

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太平洋戦争では1942年の真珠湾攻撃から45年までの3年間で市民80万人が戦死。

年平均26万人が戦死したわけだが、昨年2015年の自然増減の死亡数は何と29万4千人!

日本は放射能と戦争状態に突入しているといっていいだろう。

populationJapanGraph.jpg

2010年以前は5年刻み・マークの位置が東北大震災

数字は総務省統計局から引用。

2010年からは1月1日現在の人口

日本の人口推移(1935-2010年)

 

    

populationJapan.jpg

平 成 28 年 6 月 報 - 平 成 28 年 6 月 20 日 総務省統計局

 

populationJapanGraph3.gif

 2015年の自然増減数は マイナス29万4千人!

一日805人ずつ人口が減っている。

出生数と死亡数を合計した数字が自然増減数。

 

日本の人口統計

     

自然増減数の減少者数グラフ

populationJapanGraph4.gif

原発事故のあった2011年から自然増減数がマイナス20万人へと激増している。

 

出生数は2011年から年間2万人減少。

2012年には1万3千人

2013年は7200人

2014年は2万6千人 出生数も年々減少している。

 

出生数を差し引いても、死亡数が年々増えているのは明らかだ。  

   

こうして見ると「原発事故で死んだ人はごく少ない」などというのは大嘘。

放射能の影響で、抵抗力が落ち、病気になり亡くなってゆく。

人口が減ってゆくのは、当たり前のハナシだ。

   

総務省統計局の数字が、何よりも現実を物語っているではないか。

       

今後5年間で熊本、新潟、堺市などに相当する都市の人口が丸々消えて行く。

原発事故から今までに、すでに名古屋、大阪の人口の半分が消失しているのだ。

当然、モノは売れなくなり、景気は悪くなる。   

  

騒げない心理で書いたが、このままでは、自分が犠牲になるか、自分の家族が犠牲になるか、子供たちが犠牲になってゆくだろう。

何しろ、今でも放射能は静かに、日々堆積を続けているのだ。

  

いまこの瞬間にも毎日2億4千万ベクレルの放射能が環境にまき散らされている日本。

このままだと、死者は増え、人口は減るばかり。

   

このままでは東日本や首都圏は今後、放射性物質の累積で人間が住めない地域になるだろう。

長期的に見ればいずれ「棄てられる地」なのだ。

    

    

それなのに、なぜ騒ぎにならないのか

     

    

それは、誰もが東日本に「関わり」を持っているためだ。

人々はそこで暮らし、生活し、仕事をして、不動産を持っている。

放射能汚染で騒げば、不動産の資産価値が下がるのは分かりきったこと。

   

この世の中、誰がわざわざ好んで、損をするようなことをするだろうか。

放射能は大気汚染などとは違い、目に見えず、臭いもしない。

   

だから、騒ぎさえしなければ資産価値は守られるのだ。

   

そして必死の思いで不動産ローンを返し終わったら・・

そこは放射能汚染地帯で人が暮らせなくなっていた。

と書くとまるでSF映画だ。

   

一体何のための人生だったのか?

というエンディングで終わる映画のようなハナシは、実はもうすでに架空の物語ではなくなっている。

すでに現在進行形となっているのだ。 

   

危機感がないように見える政府の対応。

こういうことはすでに分かっているからこそ、騒がずパニックにならないよう、ダンマリなのか?

オリンピックで目先の注意を引きつけ、放射能問題へ意識が行かないよう、コントロールしているのか? 

    

真相は闇の中・・

だが、現実は待ったなし・・

  

   

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このページは、hatchが2016年7月14日 07:16に書いた記事です。

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