かんきちさんの検証における疑問について
この脱出の考えの差は、かなりの違いだと感じました。
トレンドは割れてないですが、アベレージ手前で呑み込まれたから戻す確率が高いと考えて、脱出したのか?
とすると、初めからアベレージまでしか、伸ばさない予定だったのか?
この後粘れば、アベレージを越えて伸びているところを見てもアベレージ付近で、何らかの戻しの兆候が出たらすぐ脱出する気でいたのは、間違い無い気がします。となると、伸ばす基準はやはり、基本アベレージまで。
戻しの兆候が出なかったり、トレンドが続くならここまでのトータル損益も考えてアベレージを超えて伸ばしていく感でしょうか・・・
この日は、ロングサイドはすでに▼150ドルという結果が出ています。
でショートサイドのCMEは8本目のアタマで手仕舞って▼290ドル。
BBBYを除いて、トータルで▼440ドルのマイナス。
あとは、ショートサイドのBBBYでいくら獲れるか?
ということになります。
ただCMEを手仕舞った時点でBBBYは7本目が長い陽線となってしまっています。
この長い陽線が確定した時点で約200ドルのプラス。
ですからBBBYを8本目のアタマで手仕舞いしても、トータルのロスを取り戻すことはできないのです。
しかも確率的に陽線はあと1本か2本続くはず。
ここから、再び下げ始めるか、あるいはそのままは反転が続くのか?
二択問題です。
もしBBBYの反転が続き、最悪の場合ゲインがゼロになっても、トータル▼440ドル。
ですが、下げ始めたら、逆転の可能性は残ることになります。
そこでナスダック総合指数を見ると・・
ナスダック総合指数の3分足
この7本目の時点で一気にダウントレンドに転換しています。
それまでナスダック指数が強くてもBBBYは下げていたわけです。
その指数が弱くなりダウントレンドに転換したら、当然BBBYも下げると考えるのが妥当でしょう。
これは確率の問題です。
というわけで二択問題は、確率的に下げると考えたわけです。
ナスダック総合指数の3分足
案の定、指数のダウントレンドは継続、総合指数の黄色の位置でBBBYを手仕舞いしたわけです。
総合指数は6本陰線が続き、しかも6本の陰線の中で最も長い陰線が出現。
同時にBBBYはレンジアベレージにヒット。
BBBY
これは手仕舞いすべき位置でしょう。
次のアタマで出れば、600ドルは獲れるわけですから。
結局トータルゲインは▼440ドルから+170ドルへ一気に逆転できたというわけです。
途中のプルバックを、あそこまで耐えられるのか?ということです。
ずっと陰線が続いていたので、1分足であのようになったらある程度戻すのは、ほぼ確実。
その戻しの許容を、どこまでに設定していたのか。単純にチャートを見ると、3本目陰線が同時に近い短めの陰線で若干の戻しがあり、次の足でブレイクしている雰囲気。
50.0のラインも重なっているので、ここが最終ストップに見えますが自身の手仕舞いの場所からここまで戻すと、相当な減益。
ハイバンドがストップだと、もちろん脱出してるはずだし・・・
という事で、この辺の謎の解明が、次の糸口でしょうか。
トレンドや指数の動きとの連動性などは、どうやら蚊帳の外のようです。(笑)
まとめ
二択すべきの時点での着目点は以下のとおり。
◆ナスダック総合指数のトレンドを見ながら、BBBYのトレンドに沿ってホールドする。
◆そして、▼440ドルが+170ドルに逆転できるレンジアベレージまで来たら逃げる。
もちろんBBBYが、レンジアベレージからさらに下げるかもしれません。
ですがそこで手仕舞いすれば▼440ドルをプラスにするという目的は達成できるのです。
つまり、レンジアベレージが利益確定のためのストップだったのです。
ですからそこで迷うようなことは、ありません。
だって、手仕舞ったら、そこから下げようが、反転しようが、関係の無いハナシですからね。
欲は禁物ですぞ。(笑)
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