神戸市内では時々見かけるので早速ネットで検索。
仮登録はしてあったのだ。
New Mobility CONCEPT(日産自動車)
定員:2人乗り
台数:10台
料金:300円/15分
こちらは神戸市の告知
神戸でも超小型モビリティに乗れる!ワンウェイ型EVカーシェア「sea:mo(シーモ)」がサービスを開始♪
利用の方法は、一般的なカーシェアリングサービスと同じ。
日本の自動車運転免許証を取得していれば、誰でも利用できるという。
<「sea:mo(シーモ)」利用手順>
1、スマートフォン等から「sea:mo(シーモ)」公式サイト(http://sea-mo.com)にアクセス。
車両と乗り捨てるステーション(ポート)を予約。予約は、利用の30分前から可能。
2、会員証もしくはICカードを車両のカードリーダーにかざし施錠を解除、利用開始。
3、予約したポートに車両を駐車し、会員証もしくはICカードで施錠し、返却終了。
クルマの貸出時間は8:00~22:00まで。
2月一杯で試験運用は終わるというので、朝9時から営業している県庁前で正式登録。
県庁前の登録拠点は、わかりにくい場所だった・・
これは登録拠点の室内からのショット。待機車両は室内で充電中。
ドット柄でヤケに目立つクルマだ。
ニッサンのバッジが付いているが、中身はルノー製だという。
正式登録は10分ほどで完了、カードを交付して貰った。
費用はもちろん無料。
すぐに乗れるというので、スマホで予約。
試乗は30分以内で、2月一杯は無料。
5分ほど、パーキングブレーキの位置や、鍵の使い方などのレクチャーを受ける。
ドアは、ガルウィング式。
窓ガラスはないので、外から室内へ手を入れ、ドア内側に付いているハンドルを上に引き上げる。
一応二人乗り。後席は、足を広げ、跨がって座ることになる。
後席の座面は堅いプラスティックのようだった。
シートが動くのは前後方向だけ。
天井のこの四角いボックス状の部分に会員証のカードをかざす。
すると、左下にあるキーボックスのロックが外れるという仕組み。
キーボックスから鍵を取り出したあと。
近すぎてピントが合わなかった・・(笑)
アクセルが鈍感なので、スタート時もフルスロットルで踏まないとダメ。
何だかオンオフスイッチのようなアクセルだ。
ギアは前進と後退とニュートラルという1段変速。
同じ電気自動車でもテスラと違って加速はすこぶる悪い。
発進だけではなく、走行時もほとんどのケースでフルスロットルが必要になる。
事前のレクチャーで、流れの速い国道2号線などは走らないでくれと言われたのだが、実際に走ってみると納得だ。
試走したコースでは長いストレートがなかったのだが、頑張っても60キロくらいしか出せなかった。
余りにも乗り心地が悪いので、サスが付いてないのかと思った。
だがあとで見たら、ちゃんとコイルバネが付いていた。
しかしこんなに、乗り心地の悪い乗り物は生まれて初めて。
こんなものには二度と乗りたくない!というほど酷い。
ただし、ブレーキはよかった。
ノンサーボで、踏むとダイレクトなタッチ。
気持ちのよい制動フィールだ。
良かったのはこの一点だけ。
ウィンカーの音は煩いし、全てがチープで、乗っていると惨めな気分になってくるのだった。
ルノー製なのでフランスでは100万円以下で買えるらしい。
だが、タダでくれるといってもノーサンキューだ。
さらにこの日は寒くて、サイドウィンドウのないこのクルマだと、手袋がないと手が・・
という状態だったので20分ほどで帰還。
ヒーターやエアコンも付いていないので、夏や冬には走りたくない車だ。
見た目の「かわいさ」とは裏腹に、すこぶる居心地の悪い室内環境と、劣悪なドライバビリティ。
これほどギャップの大きな乗り物だとは、お釈迦様でもご存じあるまい。
と言いたくなる、ある意味で、凄い車だ。
付き合っているオンナと別れたいと思ったときに、威力を発揮するクルマではないだろうか。
後席へ乗せ、10分も走れば、確実に愛想を尽かされるはず。(笑)
3月から有料で試験サービスを始めるというが、その際も30分しか乗れないという。
4人乗りの三菱i の電気自動車版もあったので、借りるならそっちだ。
4人乗りの三菱「i-MiVE」の利用料金は、「350円/15分」。
このワンウェイ型カーシェアリング、横浜の「チョイモビ ヨコハマ」では100台規模で行われたという。
横浜や神戸以外でも、豊田市の「Ha:mo RIDE」など、日本各地で行われているという。
余談だが、コースの途中で見かけた、Tukutuku。
トゥクトゥクと呼ぶらしい。
今ダンナの仕事でタイに住んでいる娘が言ってたのが、この三輪タクシーだ。
現地では、ぶつかりそうになりながらも、運転手はみんなブッ飛ばしているらしい。
一度この近辺で、ずいぶん流れが悪いナア・・と渋滞したクルマの列を追い抜いたことがある。
そのとき先頭を走っていたのがこのクルマだった。(笑)
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