ほとんどのアマチュアトレーダーが犯す間違いとはどういうものでしょうか?
それは売買をする会社のいわゆるファイナンシャル情報をしっかりと把握するという行動なのです。
そして、これから動く株を探し回るというパターンに嵌り、自滅するわけです。
これは書店で売られている本が、理由を探すための後付けとして、わかりやすいニュースなども併用し、すでにそうなったチャートを元に、そ ういう考え方をそれらしく解説をしているからです。
多くの人は、あれだけ儲かった(らしい)人が書いているのだから間違いないだろうと、時間をかけて自分の目で確かめることをせずに、手っ取り早く信じてしまうのです。
人より先に情報を読むだけで、有利に展開しようというわけですが、それじゃ無理というもの。
ですが、タチのわるいことに、間違ったことをしても運よく勝つことがあるのです。
実はこれがクセモノなのです。
間違ったことをすれば必ず損をして、正しいことをすれば必ず儲かるのなら、損する人は出なくなるのですけどね。
たとえば、間違っていてもまぐれで勝つことがあると、そのやり方が正しいと思ってしまいます。
まあ当然といえば当然の心理です。
Aというやり方の勝率が、5勝20敗であるとします。
今回は、その1勝をしただけなのかもしれません。
でもBという20勝5敗という確率のある方法での1勝をしただとしたらどうでしょうか。
どちらも同じ1勝ですが、その後の結果は大きく違ってきます。
その1勝の確率がどれくらいのものなのかががわかっていない人は、運に任せるしかなくなるわけで、結局はギャンブルをしているのと同じことになります。
一定の訓練という努力をすることなく、「欲」による「情報のかき集めモード」へ突入すると、情報を探し回る訓練をしているだけですから、結局実際の 肝心なところでは、何もできなくなってしまいます。
懸命に集め、自分だけがこれだけのことを知っていると思うことができるほどの溢れるばかりの情報をもとに、いろいろ考えてはいるのですが、いかんせん真偽のほどはわからない、所詮は人の知識がもとになっているわけです。
ですから、結局は薬局で、自分でそこから勝てる方法を見つける、なんてことは、ほとんど起こらないわけで 、万が一見つけられたとしても、それを実際のマーケットとで実行して利益を出せるかどうかは、また別の問題なのです。
ですがうまくゆかないと「自分にはまだ知識や情報が足りないんだ」と思い込み、さらに情報を集め回ることになるという悪循環を繰り返すことになります。
膨大な情報を知るだけはアクションへ結びつけようがないため「あれはもう古くなったから・・」とか「賞味期間はもう終わったかもしれない・・」などと勝手に自分で判断を下し ているうちに、気が付くとどんどん時間だけが過ぎてゆくというわけです。
私はその銘柄の企業情報を見ることはありませんし、業績発表も全く見ません。
なぜなら業績がよかったからといって、株価が上がるとは限らないからです。
業績発表はよかったけど、アナリストの予想ほどではなかったから、ガッカリだという理由で下がってしまうことなんて、日常茶飯事で起こる世界です。
業績がよかったら上がるなんて単純なことで儲かるのなら、なぜみんな株で損をするのでしょうか?
少し考えればわかることなのですが、本に書かれていることが、正しいと信じているために、見えなくなっているのです。
トレードというのはやり方を、人に教えても、自分が損をすることはありません。
これが他の仕事との大きな違いです。
そう簡単にはできないその難しさと、だからこそその価値があるのだということを知っていれば、全部タダで教えても全くかまわないわけです。
ですから私がセミナーで教えている知識の部分は、私のWEBではすべて無料で公開しています。
セミナーに来て成功した人の中には冗談半分で、セミナーへ来ても、無料で書かれていたことばかりで、すでに知っていることしか教えてくれなかった、って 言う人がいます。
でもじゃあどうして何度もセミナーを再受講するのでしょうか?
知っていることと、できることとは全く別物です。
知っていることをどのように訓練をして、それを実際にアクションとして実行させ、利益に結びつける手順や注意点を、セミナーでは教えています。
直接会話をしたり、実際にトレードをする現場を知ることで、ただ知っている知識に命を吹き込み、使えるようにな り、売買のアクションを実際に行い、利益を出せるようになるのです。
アメリカのマーケットは、トレードでチャートを見るということは、日本より50年も早くから行われてきました。
ですから儲けるための方法や技術というのは、すでに確立されています。
方法や技術を一から苦労して発見するよりも、教えてもらう方が早いのです。
トレードの世界では普通の利益率のトレード方法なら、プロなら誰もが知っているという共通の考え方や技術があるのです。
すでに欧米のトレードの世界では、プロたちはそういうレベルに達しているのです。
「セミナー」に参加されれば、このことがよくおわかりになると思います。
設ける方法のオリジナルを、自分で見つける必要はありません。
試行錯誤するだけ時間の無駄です。
人がすでに開発している「ホントに使える技術やノウハウ」はラクして手に入れることができる時代なのです。
それを自分一人で実行できるように訓練することに、時間をかけたほうが、はるかに合理的でスマートです。
マーケットは生きています。
常に変化しているのです。
ですから儲けるための確率をさらに上げるためには、その変化を知ることも大事な点です。
ですがそれには、専業で時間を割いて、かなり注意深く観察しなければなりません。
それには時間とコストがかかるわけです。
それが「経験」の価値なのです。
これから買うのならどんな銘柄がいいのでしょうか?
これは永遠に繰り返される質問です。
答えはチャートにあります。
チャートを見てください。
これが答えです。
どれくらいの期間で、どれくらいの資金を投入して、どれくらい儲けたいのか?
と聞かれて、即答できない人は勝てません。
そによって適切なチャートのタイムフレームを選択する必要があるからです。
適切なチャートのタイムフレームを見て、沢山並んだチャートから、アップトレンドのものを探し、そのチャートの銘柄名を見る。
これが儲けるための銘柄の探し方なのです。
その銘柄の企業情報や業績などを知っているとか、知らないとか、それが新しいのか、古いのかなどといういわゆる「情報格差」は 、トレードの世界ではとっくの昔にビジネスにならなくなってしまっています。
昔はネットがなかったためにそうした、業績などの企業情報を早く知らせることで、儲けるというタイプのビジネスはある程度は機能していました。
勿体つけてブラックボックス化して、そこに値段つけて儲けるというのは、そもそも中身に価値が何もないからやるわけです。
そういったやり方をしている人たちには、なんでみんな高いお金を払って、WEBを見ればやり方を公開しているメソッドのセミナーを受けに来るのか と、不思議に思っているかもしれません。^^
こうした「知っている、知らない」といった単純な情報格差を利用したものっていうのは、ネットの時代 、とくにリアルタイムでチャートが見える時代では、ビジネスにはならなくなってきているのです。
ですが生きているチャートを見たことがない人は、こうした情報格差がビジネスになると、今の時代になってもまだ信じているのです。
そういう人たちは、今後も今まで以上に「新しい情報」を知るため、本を買い、カイシャ四季報などを躍起になって読み漁ることでしょう。
ご苦労なことです。^^
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