独科学者プフルークバイル・:首都圏の放射能汚染調査後、東京オリンピック開催決定を非難
ドイツ語原文記事 Veroffentlicht: 02.04.14, 00:18 Uhr | 188 Kommentare
ドイツの物理学者セバスチアン・プフルークバイルが、福島事故後の日本を調査して警告を発している。首都東京でプフルークバイルは今まで一度も見たこともない現象に出会った:道路上に、メルトダウンによって発生したと考えられる放射性のダストを発見したのだ。
政治、マスコミ、そしてマフィアは手に手を取り合って福島原発事故の被害を隠ぺいしている。日本を訪れたドイツの物理学者 セバスチアン・プフルークバイルは、原発事故による惨事が、日本全土におよんでいることを見てとった。そして、2020年のオリンピックを東京で開催することに決定したのは、大きな誤りだったと語る。今では東京にも、メルトダウンから発生したと考えられる放射線が存在するのだ。プフルークバイルは、"不安などという生易しいものではないような"測定結果も存在すると、当紙に語った。
首都東京で起こっている不穏な現象とは:
「オリンピックを日本で開催する決定はとんでもない誤りだった。選手たちは、放射能汚染が激しい東京の北部に宿泊させることが計画されている。まったく狂った条件だ。検出される測定値は不安などというものではない。そうした数値は公園や遊技場、家の屋根などから 偶然に見つかったものだ。数日前に私が日本を再訪したとき、今まで一度も見たこともない現象に出会った。
道路上に、粉末状の黒い、乾いた水溜りに似た残滓が見られるのだ。この粉末の放射線量は非常に高く、メルトダウンから発生した残留物であるとしか考えられない。いかにして東京にこうした粉末がたどり着いたのかは今のところわかっていない。しかし地べたで遊んだり、転んだりすることが多い子どもにとっては、大変な危険だ。また、除染を実施した場所も、しばらくすると再び放射能汚染することが繰り返し確認されている。森林に覆われた山々の放射能を取り除く方法は誰にもわからない。雨だけでなく、雪解けもまた、谷や河川に汚染水を運ぶ。」
今後、膨大な量の汚染水を 太平洋に放出させるという東電の発表に対するセバスチアン・プフルークバイルのコメント:
「毎日400?の汚染水が太平洋に流出している。だが誰も知られない事実がまだある:同量の汚染水が毎日、地下水を通して太平洋に流出していることだ。つまり、合計800?の放射能汚染水が毎日、環境に流れ込んでいることになる。この状況はすでに三年間続いている。それがどのような影響を持つのかは、まったく予想が不可能だ。残念なことに、地元の漁師たちは、基準値をはっきり下回る汚染水ならば、太平洋への放出に同意してしまった(詳しくはこちら)・・・。自分たちの生計にかかわることとなれば、漁師たるもの闘うのが当然だと思われるのに、線量が微量といえども太平洋への汚染水の放流を認めてしまうとは、じつに軽率だ。」
太平洋に放出する汚染水はフィルターを通すという東電の発表について:
「汚染水からセシウムを濾過することは可能だが、そのための装置はほとんど故障している。危険なストロンチウムの除去は、まったく不可能だ。安倍首相は、2020年のオリンピック開催地が選ばれる前に、福島原発はコントロールされていると宣言した。しかし決定後、彼は科学界に対してストロンチウムの除去法を尋ねた。実際には世界のどこにもまだ科学的な解決策はないのだ。このような状況は、歴史的にも例がないからだ。」
福島事故現場作業員の労働条件について:
「 作業員には二つのタイプがあることは周知の事実だ。一方は、ほとんどが被ばく許容基準値を超してしまった公式の作業員のうちで、今でも就労を許されているごく限られた人々。もう一方はヤクザ(日本のマフィア)が集めてくる非公式の作業員(詳しくはこちら)。こうしたホームレスや臨時雇いは医療検診を受けることもできない。素手でシャベルやブラシを使いながら、貯水タンクから漏れる液体の掃除を行なっている。その際、危険なストロンチウムとの接触も起こる。多くは線量計も携帯させてもらえず、その後どうしているのかは不明で、動員が終わった後は、二度と姿の見られなくなる人も多い。彼らの多くがすでに重病を病んでいるか、あるいは死んでしまっているのではないかという疑念が浮かぶ。東電と政府は、非常に不完全な情報しか発信せず、それも時間が経つと誤報であったことがわかる(詳細はこちら)。」
福島の現状について:
「今では誰一人近寄ろうとしない場所が原発施設内にいくつもある。メルトダウンを起こした1から3号基にくらべて4号基はまだマシな状況だ。4号基は事故時、稼動していなかったために、未使用の燃料棒を撤去することができたが、使用済みの危険なものは、未だに風呂桶のようなプールに浸かっている。そのうちの一本でも損傷したら、大事だ。そうなったら脱兎のごとく逃げ出すほかない。だが1号機から3号基の状況はもっと複雑だ。この三年間でまったく進歩は得られていない。メルトダウンのせいで線量も猛烈に高い。これは今後何十年間と私たちを煩わすことになるだろう。満足できるような打開策は、私たちの誰一人、生きている間に見ることはできないだろう。」
日本国民への事故の被害影響について:
「このテーマは日本国内では、政府とマスコミによってまるで無害であるかのように報じられている。関係する官庁は、国民に平常心を保たせ、これ以上福島周辺から移住させないこと、さらには福島に帰還させることに主に専心している。市民運動は萎縮してしまった。今のところは、健康上の被害を訴える声よりも、社会的な障害をつらいという声の方が強いが、健康上の被害がどのような規模になるのかは誰にもまだ想像はつかない。事故について話題にならないように、近所の人や仕事場の同僚、それに家族自身が互いに圧力をかけ合っている状態だ。」
福島県民に対する国家の賠償について:
「 政府の対応のしかたは、例をみないほど勝手なものだった。家々での測定が行なわれ、ある基準値を超えると、住民の移住に対して補助金が支払われた。だが線量には隣り合う家同士でさえ差異があった。つまり賠償を受けた世帯もあれば、受けなかった世帯もある。これは特に、小さな子どもがいるために、もっともな理由で移住した女性にとってはひどいことだ。男性は仕事のために残らなければならず、別居を強いられた家族も多い。健康に対する不安に加えて、経済的な不安が発生した。またローンを組んで家を買ったのに、住めなくなった家を離れなければならず、なおかつローンを払い続けなければならないのに賠償金をもらえない人もいる。日本人は、我々にはとても想像もできないようなことをガマンしている。今では、政府は帰還者に対して福島県内に新しい家を提供をしている。政治責任者は、この地方が徐々に棄てられていくことを恐れているのだ。」
太平洋への被害については:
「 水中の連鎖は、陸上のものに比べてはるかに複雑だ。陸上の連鎖は四から五段階程度でできている。一例を挙げよう: 原子力発電所の排気塔から放出される放射能、風雨、牧草地の草に降る雨、そしてその草を食べる牛。牛乳に含まれる放射性ヨウ素の濃度は、空中よりもやや高くなるだろう。水中ではこの連鎖はずっと長いものになる。時によっては、放射性物質の天文学的な濃縮数値が集積されるからだ。体で常に水を汲みとる貝なども、周囲の水の放射性濃度にくらべて放射性物質を一万倍も多く体内に蓄積してしまうことがある。
アメリカのマスコミが報じる、米国西海岸で発生する説明不明の現象は、頻繁になる一方だ(詳しくはこちら)。ヒトデの大量死、水揚げ量の激減、数百頭というウミガメの死(詳しくはこちら)。しかし、日本国内ではあまりこうしたニュースを読むことはできない。市民団体が放射線測定を怠らないので、確かに日本国内で流通している食品はなんとか基準値内に保たれているが、学校給食やレストランでどんな食品が使用されているのか、私は想像もしたくない。」
福島事故の長期的影響について:
「 健康被害はすでに現われている。一、二年後には、反論の余地のない発癌率の増加が見られるだろうと私は推測している(詳細はこちら)。太平洋は何十年も汚染されつづけるだろう。放射能が海水によって薄められるとう原子力ロビーの主張はまったくバカげている。福島とチェルノブイリとは事故の進行の仕方が異なるために、被害は、チェルノブイリとはやや異なる様相をもつだろう。チェルノブイリ事故後、西ヨーロッパの人々は、事故を原因とする健康被害はまったく出ないと確信していた。しかし十年もたつと、西ヨーロッパでも、白血病、ダウン症、先天性異常、そして新生児の死亡率が増加したことが明らかとなった。西ヨーロッパでは、約25万人の赤ん坊(主に女児)が生まれてこなかった。同様のことがすでに日本では進行中であることが、真剣に危惧される。ただこうした問題は現在まだ無視されているだけだ。」
セバスチアン・プフルークバイル博士
ドイツ放射線防護協会会長。東西の壁崩壊前は、ベルリン・ブッフの東ドイツ科学アカデミー心血管系中央研究所で医学物理学者として働き、原子力エネルギー使用に関連する問題、特にソビエト・ドイツの鉱山会社ヴィスムート社によるウラン採掘に際する放射線を原因とする健康被害について、自主的な研究を行なっていた。旧東ドイツの市民運動ノイエス・フォールム創設者の一人であり、ベルリンや中央円卓会議に広報担当者として出席した。1990年にはモドロウ暫定政権の無任所相に任命され、在職中は、東ドイツ内の原発をすべて即時停止させるために活躍した。その後は1995年までベルリン市議会議員を務めた。2012年、Nuclear-Free Future Award賞を受賞。
出典
東京等、関東周辺の大気中セシウム降下継続の原因 一般廃棄物焼却施設からの焼却排ガスか(?)指摘相次ぐ(FGW)
激しく汚染されている東京の下水汚泥、葛西処理場3690ベクレル、江東区東部スラッジプラント2080ベクレル、板橋区新河岸1810ベクレル(東京都下水道局)
東京都の3月の月間放射能降下量 前月の約3倍 1㎡当たり12.5ベクレル 昨年5月以来の高水準(FGW)福島原発の影響続く
文京区鐙坂(あぶみざか)のコケの放射能
東京都における放射性降下物月別まとめ(2011年3月~2014年1月)
細川護煕「金町の浄水場あたりもセシウムがいまだに残っていてその汚泥を取り除く必要が早急に迫られている」
震災後、即、福岡へ移転今後5年、東京で何があっても不思議はない--後藤玄利・ケンコーコム社長
東京・小平市の三田医師が、都内の三田医院を3月末閉鎖、来春に岡山へ移住・開院へ
山の線量「意外に高い」...東京・多摩 読売新聞
地域や職場の山岳クラブなどで構成する「日本勤労者山岳連盟」(労山(ろうさん)、東京都新宿区)は、登山道などで、放射線量の調査を行っている。東京電力福島第一原発事故後、登山客から不安の声があがっていることを受けた取り組みだ。
「あれ、意外と高いな」。2日、奥多摩町の川苔(かわのり)山(1363メートル)登山口。労山の自然保護委員長・浦添嘉徳(よしのり)さん(66)と副理事長の高橋友也さん(61)が顔を見合わせた。環境省によると、全国の大地からの自然放射線量の平均が毎時0・04マイクロ・シーベルトほど。一方、手元の放射線測定器の値は毎時0・118マイクロ・シーベルト(地上1メートル)だった。
約2万300人の会員を抱える労山は2011年10月から、福島県を中心に東北から関東地方の山で、放射線測定を続けている。
福島第一原発の事故後、「幼い子供と山に行っても大丈夫か」「登山をした夫が泥の付いた靴のまま戻ってきたが、放射能汚染の心配はないか」――など、登山について心配する声が寄せられたことがきっかけだ。
「日本百名山」など国内の主要な山々はほとんどが国立公園で、環境省が管轄する。11年7月頃、浦添さんが同省東北地方環境事務所に、山の放射線量について問い合わせたところ、「測定器を購入する予算がないため、調べていない」との答えだった。そこで、山道や山頂など登山者が歩いたり休んだりする場所で、自分たちで測定することにしたという。
福島県では11年に、携帯用放射線測定器の上限値である毎時10マイクロ・シーベルトの目盛りが振り切れた山があった。測定地点は放射性物質が滞留しやすいヤブの中だったが、登山道でも、毎時5マイクロ・シーベルトを超えた地点があった。
こうした事情から、同県内では山開きが中止になる例もみられた。労山の会員が測定した山は現在、延べ265に上っている。
この日の川苔山の調査では、7月15日に測定した時と地点によって目立った変化があった。特に、登山口で比較的高い値を示した。浦添さんは、「放射性物質がなくなったのではなく、移動しただけ。標高の高い場所から、登山口に放射性物質が下りてきた可能性がある」とみている。近くの尾根にある針葉樹の大木の下では毎時0・342マイクロ・シーベルトと、都内で調査を行った延べ14の山では最も高い値を示した。
「登山道は心配ないが、大木の下やヤブの中などで長い時間を過ごすことは避けたほうが無難」と浦添さん。12月にはエベレスト登山隊への参加経験もある野口邦和・日本大学歯学部准教授(環境放射線学)と連名で、日本登山医学会の学術誌に調査結果を分析した論文を発表する。(宮沢輝夫)
東京湾にセシウム高濃度地点 河口部で検出 2013/11/13 18:44 共同通信
東京電力福島第1原発事故から1年半以上がたった2012年11月の段階でも、東京湾奥部の河口域の底泥から1キログラム当たり千ベクレルを超える放射性セシウムが検出されるなど、比較的高濃度の「ホットスポット」が存在していることが、近畿大の山崎秀夫教授らの分析で13日、明らかになった。
山崎教授は「事故に起因する放射性物質が今でも河川を通じて東京湾に流れ込んでいる。生物を含めた監視を続けることが重要だ」と指摘した。
12年8~11月初めにかけて東京湾の延べ106地点で泥を採取、分析。
東京湾の海底土セシウム濃度 福島事故以前より、この夏最大で48倍増 政府データで判明(FGW) 「江戸前のお魚」も要注意
江戸川河川敷における放射線量の測定結果について(2012/7/27)
東京の焼却灰、江戸川、大田、葛飾の清掃工場で1000ベクレル/kg2012/7/27超え(23区清掃一部事務組合)
安倍首相は世界に向かって「東京は安全だ」と言ったけれど...
下水処理における放射能濃度等測定結果 東京都下水道局
スカイツリーが見える荒川河川敷の放射線量0.8μSv/h
東京都健康安全研究センター(東京都新宿区百人町)
東京都健康安全研究センター
東京金町浄水場から491ベクレル/kgのセシウム!
平成25年6月17・20・24・27日
玉川浄水場 試料採取日 平成25年5月20・27・6月3・10日
1年3カ月前に採取した東京の歩道砂、1.6μSv/hの高放射線で激しい警告音
2013/05/28
隆行青山 2012年2月に東京で採取した歩道砂
1.6μSv/hの高エネルギーの放射線を発し
測定器から高線量の警告音が鳴り響く
パック内の東京歩道砂0.8μSv/hで高線量の警告音
公開日: 2013/05/28 青山隆行
5月27日に東京で採取した歩道の砂
放射線測定器を近づけると高線量の警告音
東京都・1か月毎の降下物の放射能調査結果 東京都健康安全センター
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