ニュースの価値

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日経の大バクチでは記事の内容について触れた。

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では実際に日経とロイターの記事のどこがどう違うのか?

という点を昨夜 FOMC の声明に関する記事同士で比べてみた。

  

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NY株ハイライト 「9月利上げ不明確」で上昇 業績懸念はくすぶる 

【NQNニューヨーク=川内資子】29日の米株式相場はダウ工業株30種平均は続伸した。週初に急落した中国の株式相場が反発し、投資家心理が改善した。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨後の声明は、利上げの開始時期に関する手掛かりを与えなかった。ただ、9月の利上げを明確に示唆しなかったとして次第に買い安心感が広がり、引けにかけて相場は上げ幅を広げた。

 金融政策の維持を全会一致で決めたFRB後の声明は前回分をほぼ踏襲する内容だった。景気の総合判断を据え置いた。利上げ時期を巡っても「物価上昇率が中期的に2%に戻ると合理的に確信したとき」とともに条件とする「労働市場のさらなる改善」に「幾分の(some)」を付け加えるわずかな変更にとどめた。

 エコノミストの間では「労働市場があと少しだけ改善すれば利上げすると受け取れる新たな表現は、利上げ開始が前回6月時点より少し近づいたことを示唆する」(BNPパリバ)との指摘も多かった。ただ、声明公表後の米長中期金利の低下が限られたこともあり、株式市場ではFRBがはっきりと9月に利上げに踏み切る姿勢を示さなかったことが重視された。

 ダウ・ブルのマーク・ペイドー氏は「米企業がドル高による収益下押しに苦しむ現状では、早期の利上げ開始観測によるドル高の急速な進行を抑えるようなFRBの市場との対話姿勢は株式相場にプラス」と話す。発表が終盤を迎える企業の第2四半期決算はドル高により収益が目減りし、見通しも慎重なものが目立つ。中国の景気減速など米国外の不透明要因も多いなか、収まりかけたドル高の逆風が盛り返せば投資家心理が弱気に傾くリスクがあるわけだ。

 29日朝に決算を発表したクレジットカードのマスターカード。ドル高の悪影響で売上高にあたる営業収益が市場予想ほど伸びなかったのを嫌気し売りが先行したが、引けにかけて新規の材料がないなか上昇に転じた。

 「利上げは経済指標次第」との姿勢を維持し、9月の利上げの可能性を肯定も否定もしないFRB。中国株や原油先物相場の下げ止まりやギリシャ情勢の落ち着きで投資家心理が改善するなか、玉虫色のFRBの姿勢が米株式の買い安心感を促したのは確かなようだ。

 

上の日経の記事は マーケット > 海外一覧 >  有料会員限定[有料会員限定] 記事 今月の閲覧本数:4本  登録会員の方は月10本まで閲覧できます。

という経路で読むことができるのだが、会員登録すると、このレベルの記事が一ヶ月10本まで閲覧できるようになっている。

 

 

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UPDATE 3-米FOMC「経済と雇用の改善継続」、9月利上げ視野も言質与えず

[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は、29日まで開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表した声明で、米経済と雇用市場は引き続き力強さを増しているとの認識を示した。9月会合での利上げ開始へ可能性を残した。

FRB当局者は、米経済が第1・四半期の減速を克服し、エネルギー業界の低迷や海外からの逆風にもかかわらず「緩やかに拡大」しているとの考えを示した。

とりわけ最近数カ月の「底堅い雇用の伸び」に言及。「一連の雇用関連指標は総じて、労働資源の活用不足が今年初めから減少したことを示唆している」と指摘した。

6月の声明は労働市場のスラック(需給の緩み)が「幾分減少した」としており、労働市場に関する判断をFRBが今回引き上げたことを示している。

声明はまた、フェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを引き上げることが適切になるには、労働市場の「もう一段の改善(some further improvement)」を確認する必要があると指摘した。6月声明では、労働市場の「さらなる改善(further improvement)」が必要、との文言が使われていた。つまり、労働市場があともう少し改善すれば利上げすると示唆したことになり、アナリストは、最近の力強い雇用の伸びが続くことへのFRBの自信を示すものと見ている。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのシャイアム・ラジャン氏は「(利上げの)条件とする労働市場の一段の改善に『some』を追加することによって、利上げのハードルがやや低くなった」と話している。

これを受けて、9月の利上げ観測が高まる可能性があるが、FRBは利上げに関しては明確な手掛かりは与えなかった。ただ利上げには、雇用市場の改善に加え、低水準のインフレ率が2%の中期目標に向けて加速するとのさらなる確信を持ちたいとした。

米債券市場はFOMC声明にほとんど反応せず、国債価格はおおむね軟調。米株式市場は上昇、ドルは通貨バスケットに対して上昇した。

 

<利上げに向け小さな一歩>

FOMC声明ではまた、リスクは「ほぼ均衡している」との文言を維持した。インフレ高進よりも経済が再び低迷することをより懸念していることを示唆した。

中銀当局者や市場関係者の焦点は、年初の米経済減速が景気拡大の終了なのか、単なる踊り場なのかを見極めることだったが、答えはもう固まったようだ。

ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントの首席ポートフォリオストラテジスト、ブライアン・ジェイコブソン氏は「FRBは利上げに向けてわずかな一歩を踏み出した」とし「雇用市場は十分改善しており、FRBは利上げの時期が来たと言える確証があと少し必要なだけだ」と話した。

先週公表されたロイターのエコノミスト調査によると、米経済成長は今年後半に向けて持ち直し、FRBは9月に利上げに踏み切るとの見方が大勢となった。別のロイター調査でも、米大手銀行がFRBの利上げ開始時期として、9月の可能性が最も高いと見ていることが分かった。

8月はFOMC会合は予定されていないため、FRBはあと2カ月分のデータを見極め、9月会合では2006年以来およそ10年ぶりとなる利上げ開始の是非を判断する。

FRBはFF金利の誘導目標を据え置くことを決めた。反対票を投じた参加者はおらず、決定は全会一致だった。

  

さて一方のロイターは、マーケット > 海外株式マーケット という経路で読むことができる。

閲覧はすべて無料だ。

上の記事はアップデート3ということでその前に2本の記事が掲載されている。

   

    

日経で表示されているチャート

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ダウはナスダックのチャートは見当たらず。

株式のページなのだから、せめてダウやナスダック指数のチャートくらいは掲載すべきだろう。

 

  

ロイターで表示されているチャート

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こちらはニューヨーク、ロンドンマーケットの動きが分かるチャートが掲載されている。

    

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ナスダックマーケット野動きが分かるQQQの10分チャート

  

日本時間の夜中3時のFOMCのニュースに、マーケットがどのように反応したかは一目瞭然。

この日はFOMCが発表があるため、上下の236ガイドラインに挟まれた狭いレンジで推移していたことがよくわかるだろう。

  

自分が興味のある、まともなチャートを見る。

そうすれば、経済ニュースよりいち早く動きを知ることができるというわけだ。 

   

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この記事について

このページは、hatchが2015年7月30日 11:14に書いた記事です。

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