全世界で1億7000万人(およそ米国3200万人、日本200万人)のC型肝炎患者に対する新薬がソバルディ。
経口ヌクレオチド阻害薬ソホスブビル(sofosbuvir)として販売。
12月の発売以来、ソバルディは8万人以上の患者に処方され、ソバルディは世界史上最高の売上高を誇る処方薬となる見通しだという。
記事によると、インターフェロンとリバビリンの2剤に、シメプレビルを加えた3剤の併用治療が、現段階でのC型肝炎治療の最強兵器だという。
オレの場合も PEGインターフェロン + レべトール( リバビリン) + ソブリアード(シメプレビル) という3剤併用治療。
さらに、プラセンタ注射 と 細胞賦活用薬・ルミンA を副作用軽減のために服用している。
基本的に「シメプレビル1日1回+リバビリン1日2回+PEGインターフェロン1週間に1回」を12週続ける。
その後、「リバビリン1日1回+PEGインターフェロン1週間に1回」を12週の合計24週。
従来のリバビリンとPEGインターフェロンの2剤併用だと基本が48週だったので、これでも治療期間は半分に減ったわけだ。
ソフォスブビル(ソバルディ)は、日本では2014年秋に認可申請の予定だという。
日本でも既に申請が終了しているダクルインザ(Daklinza)(一般名:ダグラタスビル(daclatasvir))と、ギリアドサイエンス社のソフォスブビル(sofosbuvir)の組み合わせでは、何と最大100%の治癒率が得られるのだという。
つまりインターフェロンの注射なしで、2種類の飲み薬だけで治るというのだから凄い。
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国内では、現在治験が行われて、順調に進めば2015年中には承認される予定だという。
ただし薬代は高い > 一錠10万円(千ドル)!
そのため、アメリカではソバルディの千ドルは高過ぎると、議員が説明を求めるということでも話題になった薬だ。
消費者団体はギリアド本社へ抗議に出かけ、会社名の GILEAD を GREED(強欲)などと批判したなということで、ニュースにもなったようだ。
だが、これだけC型肝炎治療薬としての高い治癒率があれば、肝炎が悪化した際の肝臓移植などの高額の医療費の発生を抑えることになるわけだ。
年々性能を上げているC型肝炎治療薬は生涯医療費の削減に繋がることになり、米国での総額医療費はむしろ減少しているのだ。
それにそもそも、儲からないなど薬など誰も作りたがらないわけだしね。
FDAはこうした点もしっかり理解しているため、患者数が少ない希少疾病薬へのインセンティブとして、製薬会社へ7年間の独占販売権を与えるなどの施策を実施している。
breakthrough therapy 認定も含め、開発側を儲けさせ、良く効く新薬創出を煽るというFDAの戦略は、こうした良く効く薬の開発に、大きな影響を与えているのではないだろうか。
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