月末+週末雑感で書いたように、先日なりゆきで神戸横浜を一日で往復しました。
距離にすると、ほぼ1000キロ。所要時間は約10時間。
高速道路をこれだけの距離を走ることは今までなかったので、記憶が薄れないうちに・・
というわけで備忘録を兼ねた、インプレッションであります。
意外に疲れなかったのは、シートの良さがまず一番に挙げられます。
これだけ座っていても、腰が痛くならないというのは、このクルマの大きな美点です。
私は左足ブレーキなので、左足でフットレストを踏ん張ることはできません。
なのに長距離を左足ブレーキを走ることができたのは、シートがしっかりホールドしてくれていたから。
クーペボディーゆえのボディー剛性の高さゆえ、車の挙動が安定しているというのも影響しているはずです。
新東名高速道路
11月1日から新東名の一部(上下線のそれぞれ50km)で制限速度が110km/hになるそうです。
今回110km/h化する新静岡~森掛川での2車線区間は事実上追い越し禁止となるようで、まずはメデタシ。
できれば、全ての高速道路に適用して欲しい。
このときの新東名は、まだ110km/h化される前だったが、新東名での走行車線の平均速度は高め。
メーター読みで100km/hあたり。
一度の休憩を含め5時間で走ることができた理由は?
というと追い越し車線で100キロあたりの速度域集団に巻き込まれなかったから。
新東名は、今回はじめて走ったのですが、走っている車の平均的な速度域は他の高速道路比でも高め。
道が広く、路面状態もよく、乗用車の平均速度は110キロから120キロくらい。
トラックの比較的少ない土曜日に走ったこともあって、トラック同士の追い抜きも少なく快適でした。
とはいえ、上り坂だと90キロから100キロくらいで抜き合う事もしばし。
追い抜かれるトラックもリミッターを掛けているので、追い抜きの速度差って、たぶん5キロ以下。
なので、追い抜きが終わるまで、後は大名行列状態なんて事が起こるわけです。
逆に言えば、高速道路を長距離走るときは、こうした遅めの集団に巻き込まれないように走ればいいわけです。
高速道路では加速力がモノを言う
今回走行したのは、普通のモードつまりコンフォートモード。
SPORTにすると、足回りはさらに堅くなり、エンジンの回転が高い領域までキープされるようになる。
ですが今回はそこまでしなくても、コンフォートモードでアクセルを踏むだけ。
それで事足りたのです。
8速トランスミッションがよく出来ていて、右足と一体化したかのようなレスポンス。
このクルマのエンジンは1300回転から 450N・m ものトルクが湧き出るので、街中での使いやすさは抜群。
ですが高速道路でモノを言うのは100キロから140キロくらいまでの加速力。
このクルマは重さ1530kg で 326PS で 0-100キロ加速は4.8秒。
最大出力は326ps(240kW)/5800rpm。
4秒台って、どれくらいのものかというと、吸い込まれるように加速します。
といえばわかりやすいでしょうか。
450N・mというトルクは、4500回転まで持続するため、3千回転から上をキープして加速するのがポイント。
瞬時に追い抜きが完了する快感は、ドライビングの楽しさを、かさ上げしてくれますからね。
ただうっかりすると、80キロから100キロの速度域での走行感覚で、180キロあたりまで伸びるので要注意です。
ほんの少しの車間があれば、いつでも望むだけの加速で、あっという間に追い抜くことができる。
高速道路では、この余裕が特によく効きます。
ですから無理しなくても、その気になればいつでも追い抜けるわけです。
こうした要素が長時間高速道路を走るときの疲れを、大幅に軽減させる要因となっているのかもしれません。
高速道路での100キロ団子走行渋滞に巻き込まれ、イライラすることとは無縁になるわけですからね。
というわけで、M235i は実によく出来たロングツアラーでもあったのです。
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