走行距離は11年で8万キロ弱、ということで今回は5回目の車検。
車検代行費用・検査費用
オイル・ブレーキフルード・マイクロフィルター・ワイパーゴム交換
などで合計8万2千875円。
自賠責保険料・従量税・車検印紙代で 5万4140円
スピードメーター交換が 8万5644円
バッテリー交換 3万1104円
水漏れのためサーモスタット・サーモハウジング・ホース交換
エンジンマウント交換・エアインテークダクト交換・オイルシーリング交換
合計12万1787円。
エンジンフードのストラット交換など、それなりの走行距離なので・・
経年劣化の部品や、交換部品などモロモロで総額42万2千円ナリ。
ディーラーでやれば、まあこんなものでしょう。
代車としてクーバーS5ドア新車を1週間貸してくれたしね。
代車と比べると、車検から戻ってきたコンバーティブルの車体剛性は、特に前が緩い気が・・
こうして乗り比べてみたからこそ感じたのだろうけれど、屋根付きの最新モデルである代車のボディー剛性は、かなり高いようだ。
だが、ボディー剛性というのは、高ければ高いほどいい、というわけではない。
なぜなら、オープンカーであるがゆえの車体剛性の緩さは、振動をうまくイナし、逃がす効果として働くからだ。
オープンカーゆえの構造は、落ち着いた乗り心地にも貢献しているようだ。
オープンカーのもう一つのよさは、音が籠もらないという点だ。
代車の場合、足回りからの振動がボディーに伝わり共振するため、ある周波数帯域で籠り音が発生していた。
まあこれはミニだけじゃなくて、クーペボディーの場合、ほとんどの車で発生するのだが・・
とはいえ600万円くらいから上の値段になると、防振防音対策にコストを掛けることができる。
そのため、こうした問題はなくなるというわけだ。
C6も、そういったイヤな籠り音は皆無。
実に静かだ。
だがそこまでのコストをかけることができない、一般的な値段の車の場合、オープンカーだと、幌という布が音を吸収し、一部が外に抜けるため、構造上こうした籠り音が発生しにくいのだ。
そういえば、以前試乗した、シトロエンDS3 も、屋根が開くオープンカーだったので、イヤな籠り音は皆無だった。
ミニ クーパーS試乗その2でも触れていた、代車のクーパーS5ドアのヒョコヒョコした落ち着きのない乗り味。
これについて、担当セールスのY氏に、それとなく訊ねてみた。
Y氏もこの乗り味については、あっさりと認め、ホイルベースの長い5ドアやペースマンなどの最近のミニは、こういう乗り心地になってしまっているとのこと。
伺ったハナシを総合すると、ホイルベースが伸びたことと、サスのバネやダンパーとのバランスで、こうした落ち着かない乗り味になってしまっているようだ。
ディーラーで試乗したお客からは、タイアを換えれば改善するのか?などと訊ねられるケースもあるという。
まあ、誰だって、あれだけヒョコヒョコと落ち着かない乗り心地だと、乗れば気になるはず。
で車検が終わったクーパーSコンバーチブルに乗り換え、ディーラーを出ると・・
その乗り心地のよさに感動。
といっても、それだけ代車の乗り心地がひどかったからなのだが・・(笑)
とはいえ、代車のエンジンは実にパワフルだった。
代車のF55は直列4気筒DOHCターボで1998cc・192ps・重量 1320kg。
対して車検から戻ってきたR52は、直列4気筒SOHCスーパーチャージャー1600CC・170ps・重量1310キロ。
ターボとスパーチャージャーのエンジン特性の違いに加え、22馬力という少なからずの差があるため、加速力の違いは歴然。
だが、実用上170馬力でも十分。
代車の192馬力は過剰とも言える加速力だったからね。
それよりも、馬力は減ってもいいから、バネとダンパーのチューニング、あるいはもっといいダンパーを使うなどして、乗り心地は改善すべきだ。
何しろ450万円を超えるクマなのだから。
これで乗り心地が良ければ、文句なしのいい車になるのに、実に惜しい。
それと代車の場合、ブレーキもイマイチだった。
速度が落ちてくるにつれて、サーボがだんだん強くなるという、最近の車に多いタイプ。
なので、スムースな減速をしようとすると、止まる前に踏力を緩めてゆかなければならない。
一方車検から戻ってきたミニは、ブレーキもローターはディクセル、パッドはジガに換えてあるためだろう、代車のブレーキと比べると、踏み心地が全く違っていた。
ブレーキの踏力は、どの速度域でもリニアで、なおかつソリッド。
効き具合が実に気持ちいい。
というわけで、代車のおかげ?だろう、今の車が持っている魅力を、再確認することになった。
車というのは、ホント乗って見ないと分からないもの。
というわけで、最後はメデタシメデタシ?(笑)
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