写真補正の実際

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今日の神戸は太陽が全く見えないため、「朝の雲」は撮影できず。

0524newIkari04.jpg

なので新いかりスーパーでのショットをサンプルにフォトショップ技を解説。

0524newIkari04-org.jpg 

これは撮ったままの、いわゆるオリジナル。

16ミリから広角ズームレンズを使うと、このように、どうしても歪むことが多い。

撮影位置が吹き抜けの四辺の中央で、水平に気をつけて撮れればいいのだが。

   

実際には、そうしたいわゆる「理想的な位置」から撮ることができないケースの方が多い。

床面の白い模様が右上がりになっていることからも、歪んでいることがわかるだろう。

  

こういう補正をしていると、水平か垂直かのどちらかが、傾いているとすぐに分かるようになる。

人間の目では、水平か垂直かが出ていないと、不自然だと感じるからね。

ま、あまり分からないというか、鈍い人もいるけど。(笑)

     

0524newIkari04-01.jpg

床面の白い模様が水平になるように補正。

そして6:4の比率の四角で切り取る。

    

あとは大きめの人物を消す。

オリジナルと比べなければ、消したとは分からない程度に仕上げてある。

   

最終的に表示させる画像サイズは小さければ小さいほど、消すのはラク。

つまりアラが拡大されないと、よりバレにくくなるというわけだ。

 

とはいえこれだけ人物が大きいと、一撃では消すことができない。

特にこのように下広がりの斜めのラインが一緒に映っていると、ちょっと面倒だ。

  

まず拡大する。 < これって大事。

そしてスポット修正ブラシツールの「コンテンツに応じる」設定でなぞって消す。

だが、このままではあからさまに不自然だ。 

0524newIkari04-02.jpg

これは下の写真より、より垂直なライン重視で切り取っている。

その代わり水平が・・(笑)

  

垂直と水平の関係は「あちら立てればこちら立たず」になることが多い。

なので全体を見てバランスがいいと思うところで妥協するわけだ。(笑)

        

さてここからはコピースタンプツールの出番。

さらに消去する部分を拡大して、ブラシの大きさを変えながら、回りをコピペしながら修正。

    

できるだけ拡大し、相対的にブラしサイズを小さくして修正するとうまくゆく。

あとは時間と根気勝負。

 

いわゆるチカラ技ですな。

このケースでの所要時間は5分くらい。

     

0524newIkari04.jpg 

面倒がらずマメにブラシの大きさを変えるのがコツ。

   

Photoshop CC では・・

Alt + マウス右クリック + ドラッグで、ブラシの大きさを簡単に変えることができる。

  

最後は、明るさを調整してできあがり。 

     

   

SONY α7R II + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS 

   

     

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この記事について

このページは、hatchが2016年5月25日 06:58に書いた記事です。

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