自閉症の息子と、カミさんは、酸素カプセルを使用際に一区切りの目安とされている40時間が経過。
90歳の父はまだ30時間くらいなので、本人には自覚できる変化がないようだ。
酸素カプセルに入っていると、元気なときでも、10分くらいは、ウトウトとするときがある。
2日前の夕食時「今日はカプセルで、10分くらい、ウトウトとしていたみたいだ」と、毎朝朝1時間息子と過ごしているカプセル内での様子を話していたときだった。
ワインが入っていたこともあって、正面に座っていた息子につい冗談でまじりで「そうだったよね?」と話かけたのだ。
いつもなら聞こえていないかのように、こうした話は無視していた彼がこのことに反応し「ニヤッ」と笑ったのだ。
思わず顔を見合わせ、一瞬沈黙のあと、家族全員思わず爆笑。
気圧を高くした状態で、単に呼吸しているだけだというのに、このレベルの、コミュニケーションができるようになるとは・・
「ほんまかいな創価学会」と思わず口に出そうになった。
酸素カプセルのこうした効果を目の当たりにして、家族全員「すごいなあ・・」「こんなことがあるんだねえ・・」などと口々に連発。
というわけで、最近は私が家族へ利用を促すためのプッシュをしなくても、カプセルの利用率は、赤丸急上昇モード。
カミさんと、父の使う時間帯を睨みながら、タイミングを計る、という願ってもない展開となっている。
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