アンディ・スニッツァーは1962年フィラデルフィア生まれのアメリカのジャズ・テナー・サックス奏者。
2000年頃からマンハッタン・ジャズ・クインテットに参加。
Manhattan Jazz Orchestra - AS TIME GOES BY
これだけの実力を持っているため当然のことながら「ローリング・ストーンズ」、「エリック・クランプトン」、「ボブ・ディラン」、「エルトン・ジョン」、「スティング」、「マライア・キャリー」、「ビリー・ジョエル」、「クリスティーナ・アギレラ」、さらには「ポール・サイモン」、「スティング」とのヨーロッパツアーなどにも参加。
いわゆるジャズ・テナーサックス奏者なのだが、ロックやファンクのテイストが色濃い個性的なサウンドだ。
アンディは「pro tools」というデジタル・オーディオ・システムを駆使.
デジタルの音作りは当然プロ級。
自身のレコーディングはもちろん、ボン・ジョビやデスティニー・チャイルドといったアーティストのデジタルエンジニアも手がけているという。
さらにニューヨーク大学でMBAを取得し、J.P.モルガンで働いていた事もあるという、異色の才能の持ち主だ。
Andy Snitzer - My Dream Come True
アンディ・スニッツァー・インタビュー 2015年6月 (英語)
8歳でクラリネットを学び、14歳でサクソフォンを手がける。
その当時はポップレコーディングのサックスプレイヤーにあこがれる。
サックスを演奏することでバンドやパーティーで遊ぶことができたため、コンサートバンドで遊ぶより、面白かったという。
そして15歳のの高校生の時から22歳の大学を終えるまで、1日4時間から5時間ほど毎日練習を繰返す日々を過ごす。
大学は2年目にマイアミ大学へ移り、多くのプレイヤーと知り合う。
そこでボブ・ジェイムスとの出会いが生まれたという。
ボブはマイアミ大学から4人を選び、そのなかにアンディも含まれていた。
そしてボブのツアーに参加。
ボブを通じて Kirk Whalum との出会いもあり、ボブとのツアーのあと、ニューヨークに移り、大学院へ。
その後デビッドサンボーンや Brecker Brothers と出会う。
そしてローリングストーンズとのツアーも経験。
練習で大事なこと
彼が練習の時、最も気をつけていることは、ホーンの底から上まで均一な音を出すことだという。
そのためには、良いリードを探すことが大事。
なぜなら正しく動作しないリードで練習することは、演奏の経験全体に大きく影響するからだ。
そしてコントロールされたアンブシュアと喉を開くことも重要。
音量にかかわらず、よい空気の流れに集中。
ホーンのボトムから一番上の音までを均一な音を出せるように心がけながら、色階調やFやEの大規模なスケールを何度も繰り返すのが彼の練習方法なのだという。
好きな(影響を受けた)プレイヤー
彼は17歳になるまでは、ジョン・コルトレーンが好きで、現代のプレイヤーでは David SanbornとMichael Breckerを良く聴いていたという。
ジャズの先達達としては Trane、Cannonball Adderley、Stanley Turrentine など。
チャーリーパーカーも好きだが、自分のスタイルではないという。
アルバムでは、同じような響きのコンテンポラリージャズ・レコードのようなものにならないように気をつけているという。
さらにミキシングやマスタリングに参加することも好きで、プリプロダクション、プロデュース、さらにアルバムではキーボードも演奏している。
使用している楽器
テナー
Trevor James Signature Custom Raw.
Jody Jazz DV 7*
Rico orange box size 4 reeds. I'm not really going for a super hard setup, I just use the reeds in the box that feel right.
アルト
Selmer Mark VI
Jody Jazz DV Mouthpiece
ソプラノ
Selmer Mark VI
Jody Jazz (red) mouthpiece
バリトン
P Mauriat
Jody Jazz DV Mouthpiece
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